なんでもあり。

Chattanooga Choo Choo
1月末だったか、2月末だったかのレコードフェアの最終日にふらっと立ち寄ってみたら、ダンボールの半分くらいのささやかなスペースに「ソフトロック」という札が立っていて、吸い寄せられるように一直線で向かうと、そこにあったのはハーパーズ・ビザールの『Anything Goes』だった。お値段が現実的なことを確認してからおもむろに保護いたしました。


この『Anyting Goes』は前にブログにもちょっと書いたソフトロックの名盤の誉れ高い『The Secret Life Of Harpers Bizarre』のひとつ前のアルバムで、1967年の作品。ハーパーズ・ビザールの4枚のアルバムの中では2枚目。予備知識のないままに針を落としてみたら、これがまた期待を裏切らないスイートでドリーミーなソフトロックの名盤でありました。バンドという事になってるけど、サウンド的にはノスタルジックというのかなぁ、1940年くらいの音楽のような雰囲気。後で調べてみたら、コール・ポーターの曲がいくつかカバーされているようで納得。

アメリカ盤のステキな香り
カバー曲以外は、当時の新進気鋭のみなさんの名前…ニック・デカロ、ランディ・ニューマン、ヴァン・ダイク・パークス等々が見えたりするけれど、ぼくはこの辺あんまりよく知らないから、「ふーんそうなんだ、なるほどね。」ってくらいにしておこう。

盤質はそこそこ級
この盤は「WS1716」っていう番号が振られていて、初回プレスはありえないけど、これはもしかすると1967年近辺にワーナーから出たオリジナル盤なのかな? 「W1716」っていうモノラル盤も存在するらしく、CDだとボーナストラック入りでステレオ盤モノラル盤が出てるね。


A面2曲目の『Anything Goes』に入ってるSEが、B面の最後(の5周)で繰り返されて、アルバムは幕を閉じる。

タイトルとURLをコピーしました