ヤマハのネットワークプレーヤーであるところのNP-S303を導入した話のその後。Spotifyはなんの問題もなく快適に聴けている反面、別の部屋のWindows PCからのネットワーク再生はなかなか快適とまでは行かない状況で、いろいろと試行錯誤をしておりましたが、この度無事システムが完成したので備忘録を。
まずなによりも40~60分に1回程度突然再生が止まってしまうという致命的な状況をなんとかしなければ。アルバム1枚通して聴けないって意味ないじゃん。最初に疑ったのはWindows上で動いている、BubbleUPnP ServerとKazoo Server。これを使わないAppleのAirPlayならば大丈夫だろうと思ってやってみたら、こっちも頻度は下がるもののやっぱり切れてしまう。ということは、ソフトウェアの問題ではない?
NP-S303のWi-Fi受信能力が弱いのかも?ということで、使っていなかったバッファローの中継機をセット。そこから有線LANでプレーヤーに入れてみる作戦。だがしかし、これは全く変化なし。アルバム1枚を聴けない状況に戻ってしまった。ひょっとするとWi-Fiルーター本体がイカレポンチなのではないか? 前々からスマートフォンでのいろいろも引っかかり気味だし、スピードテストも安定しないし。iPhone 6の時に買って4年…そろそろですかね、ってことで今度はNECのやつにしてみた。
NP-S303との接続をWi-Fiに戻して実験開始。お、いいじゃん!と思っていたらまさかの再生停止。IP固定にしても状況に変化なし。お手上げだぜーってことでヤマハのサポートに問い合わせ。サポートの指示通りに診断情報やログファイルを送信しつつ状況を整理してみたところ、サーバーになっているPCで作業している間は再生が止まらないことに気がついて電源管理の設定を洗い直し。サスペンドしない設定になっているのに「サスペンドしようとする→失敗して復帰」が繰り返されている? 一旦サスペンドする設定にしてからサスペンドしない設定にしたら今度こそ止まらなくなった。以上をヤマハのサポートにも伝えて一件落着。
それからWindows上のメディアサーバーをMinimServerに変更。BubbleUPnP ServerはNP-S303をOpenHomeに対応させる(=OpenHome用のコントロールアプリを使える)ために必要だから変更なし。その上でコントロールアプリを、今までちょっとした勘違いで使えないものだと思っていたLUMIN App(Windows版が無い!)に切り替える。この組み合わせだと日本語の検索もできるし、プレイリストの作成等々もサクサクできるし、曲の早送り・巻き戻しもできるし、スマートフォンがスリープから戻ってきてもコントロールを失わない。もちろんハイレゾも再生できる。さらにここでiPad Proの登場(実はこのために買ったんだけども)。完璧じゃん! あまりにも快適な環境になりすぎて、CDプレーヤーの出番が1000%なくなった。引退させるべきはDATじゃなくてCDプレーヤーなのかもしれない。
<その他>
レコードとCDの聴き比べでボリュームを上げるとうるさいみたいな話を書いたけども、原因は4312SEのアッテネーター(とおそらくは部屋の残響)なのではないか?ということで、今まで両方共「8」になっていたのを「6」に下げてみるとあら不思議。低域もゆったり余裕のあるバランスのいい音になったではありませんか。
これならモワモワ感がアレで最近また使ってなかったSimply Italyもイケるのではないかと思ってチェンジ。高域側を「6.5」にしたらバッチリOK! 真空管のわずかなにじみ具合が非常に心地よい。ぼくは今まで一体なにを聴いてきたんだろうか?