JICOのレコード針の「サ行の荒れ」を少しでも改善しようと試行錯誤して力尽きた。オーバーハングの調整で改善されたのは気のせいだった(笑) 現状は針圧を2.5gまで上げている。耳が慣れてきたのか、あるいは針側の諸々が馴染んできたのか、2.5gでも詰まった感じはしなくなった。
などとやっていたら、デノンから「DP-3000NE」という新しいレコードプレーヤーが発売になるという話が聞こえてきた。お値段は385,000円(税込)とのことで現実的ではないんだけど、ダイレクトドライブでその回転制御にPWM方式(パルス幅変調)を採用しているというのが新しいところ。
SL-1200GR”2″
で、PWMでレコードの回転をコントロールするとはどういうことなのかと思って調べてみたら、テクニクスから「SL-1200GR2」が12月に発売になることを知る! これもデノンの新型と同じく、ターンテーブルをPWM制御(ΔΣ-Drive:デルタシグマドライブ)に切り替えたのが大きなポイントっぽい。SU-G700についでSL-1200GR、お前も2型になってしまうのか。
テクニクスの技術解説によると、PWMを使ってモーターを回すための正弦波を作成すると、今までよりもきれいな波形になって、より静かにまわる(細かい振動がなくなる)という感じなのかなー。SL-1200GR2はそれにあわせて電源もスイッチング電源になるみたい。スイッチング電源+PWMってアンプだけかと思ってたらレコードプレーヤーにも使えるんだねぇ。
円安価格?
気になるお値段なんですけど、メリケンのテクニクスのサイトの表示が「2,199.99ドル」だから、147円/1ドルで計算すると…323,399円! ぼくのSL-1200GRが確か16万円くらいだったから倍じゃんね。流石に日本国内ではここまでいかないだろうけど、20万円は超えそうな予感。まぁまぁ、今はSL-1200Mk7やSL-1500Cがあるから現実的なプレーヤーは問題ないとして、SL-1000R2とか出ちゃったらSL-1000R(税込200万円!)のオーナーはどうするんでしょうか? 別になってるコントロールユニットだけ交換すればいけるとか?
9月29日に日本でも発表になった。お値段25万円也。ぼくのGRも20万円に値上がりしてたのね。