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Ella_in_berlin

 あっという間だった気もするし、やっとという感じもするけど、なんとか週末まで生き延びた(笑) 明日はゆっくりするぞーという、"しやわせ"な気分の時に聴くのは、エラ・フィッツジェラルドのライブ盤「Ella in Berlin」。どちらかというと、ジャケットに黄色い字で書かれてる「MACK THE KNIFE」と言った方がピンと来るかもしれない。

 1960年の2月に、ベルリンのドイッチュランド・ホールで録音されたもので、ライナーによると、ドイツの有名な作曲家クルト・ワイルに敬意を表して、彼の「三文オペラ」の中から「マック・ザ・ナイフ」を歌ったら、あまりにもウケが良かったから、これ以降世界中で歌うようになったとのこと。1万2千人の観客とのそんなやりとりがビシビシと伝わってくる。

 有名な「マック・ザ・ナイフ」から怒濤のエンディング「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」のルイ・アームストロングのモノマネ〜スキャット等々が圧巻だけど、ガーシュインやコール・ポーターの曲を、時にはかわいらしく、時にはしっとりと歌い上げる前半もなかなかの聴き応え。ぼくが持ってるCDはLPと同じ9曲のものだけど、今入手できるのは完全版のみ? 買いそびれたままだなー。

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