Microsoftが「Bing Maps」のベータ版を公開したとかで、おうおうなんて思ってたところに、Googleから「Google日本語入力」という、これもベータ版なんだけど、無料の日本語入力アプリケーションがリリースになったという話が飛び込んできた。
今この文章を「Google日本語入力」で打ってるんだけど、キーバインドはATOKと同じに設定できるし、動作も文節の切り方も実用上問題ないレベル。対応OSはWindows 7/Vista/XP(今のところWindowsは32bit版のみ)と、Mac OS X 10.5以降でも使えるみたい。
- Web から機械的・自動的に辞書を生成することで、人手ではカバーしきれないような、新語、専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録している。
- 高い変換精度を実現するために、Web 上の大量のデータから統計的言語モデルを構築し、変換エンジンを構成している。
- 現在の Web のありのままを反映したインプットメソッドである。
早い話、Google検索の「もしかして○○」という機能を応用したもので、実際に変換候補にいろいろと面白いものが出てくる。JustsystemのATOKダイレクトも似たような機能なんだけど、こっちは2年くらいで対応したバージョンがダウンロード終了になっちゃうし、ローカルに高額な辞書をインストール&定期的な買い替えをしなくていいのが非常に魅力的。
一方で、正確な表記が求められるところや、言葉の意味を確かめながら(=辞書を引きながら)使うような人には向かないのと、なんだかんだ言っても、現状では文節の区切りはATOKの方がまだまだ上というところ。
ATOK2008が使えてる内はやめておこうと思って、「かわせみ」を買わなかったのは正解だったかも。「Google日本語入力」の今後の成長に期待したい。
Google Japan Blog: 思いどおりの日本語入力 – Google 日本語入力
http://googlejapan.blogspot.com/2009/12/google_03.html
Google 日本語入力 ヘルプ
http://www.google.com/support/ime/japanese/
「Google 日本語入力」はATOKやMS-IMEを超えることはできるのか、実際に使って実用に耐えるかどうか試してみた
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091203_google_japanese_input/
MS-IMEで登録した単語をGoogle日本語入力に引き継ぐ方法
http://www.ideaxidea.com/archives/2009/12/ime_to_google_inputs.html