SIGMAのDP1xとDP2xを手放した。写りに不満があったわけではなく、写真にたどり着くためのRAW現像の手間と、そこに重きを置くが故に、ヒストグラムを見ながら露出を決めるという、「写真を撮る」というところから大きく離れたものになってしまっていたから。というのは後から考えた理由で、なんとなくもうこのカメラでは撮らない気がしたから。
一方で、今年はKLASSE Sでたくさん写真を撮った。現像と一緒にCDに焼いてもらった写真を見ると、その奥行きや立体感にハッとする。それに慣れた目でPENの写真を見ると、特に新しいレンズで撮ったものが平面的に感じられて切ない。背景のボケ等々ではなくて、ピントの合っているところの存在感がフィルムのほうが数段リアル。これは一体どういうことなんだろうか。
そしてライカ X2。このカメラは、スペック的に突出したところはないけれど、エルマリートのシャープで立体的な描写と、撮ってそのままのJPEGの陰影にイチコロ。機能は写真を撮るための基本的なものだけ、というストイックさもまた魅力。シンプルなだけに、使いこなしもまた奥が深そうで、じっくり向き合ってみようという気持ちにさせる。と、カッコつけつつも、実は中古で入手。それがさー、中古ライカの保証がよくわかってなくて、新品を買えばメーカーの2年保証がついたのに、これはカメラ屋の半年の保証のみ。本当に安かったのか…それは今後の状況による(;´∀`)
なななー、いつの間に!!
(自分のチェックが甘かっただけですが)
シンプルに向き合えるって一番ステキなことだと思います!
いいですね〜。
しかし、、、解像度はすっかりデジタルのほうが上なんですが
写真を推し量るのはそれだけじゃないということなのでしょうね。
フィルム機もてばなせません〜。
シンプルだとすぐに古くなるって事もないでしょうし、
なかなか買い換えられないように、自分に圧力をかけてみました(笑)
写真は解像度よりも階調なのかもしれませんね。
その辺まだまだデジタルが追いついていないという事なんでしょうか。
フィルムはここに来て、またその良さが見直されているような気がします。