実質最終日の今日は飛行機に乗らないから、朝はちょっとだけゆったり。ホテルのレストランでサクッと朝食を…と思ったら、今度は奥さまのお腹が急降下。なんということでしょう。MASTERのスイッチを切って、ホテルをチェックアウト。そうそう、ミャンマーのエレベーターも日本で言う2階が1階の表示。ロビーは「G」だったけど、なんでなのかなー。
飛行機に乗らない代わりに電車に乗る。ヤンゴン中央駅から環状線に1時間半くらい揺られて郊外に向かう電車の旅。駅舎は空港なんかとよく似た感じで、平日の通勤時間帯なのか人も多め。
階段を登ってあんまり人がいない方のホームへ行く途中、電車の屋根が見えた。なんかさー車両と車両が微妙にズレてる気がするんですけどー。切符売り場と思われるところでは、ガイドさんにお任せ。ミャンマー語は読むことすらできない。電車がどこのホームに来るのかは、直前にならないとわからないシステム。
ホームでも商売をする人がいる…のはまぁいいとして、ホームが低すぎないか? なんてことを考えてしばらく待っていたら、4番線に僕たちが乗る電車が来るということで移動開始。もちろんホームを降りて線路を渡っていく。さっきから見てたから、逆に線路を歩くのが楽しみで(笑)
電車というかディーゼル車だね。もちろんドアは無くて低いホームから駆け上がる感じで乗り込むと、なんとか席を見つけて座ることができた。シートはプラスチックの固いやつ。ミャンマーの数字もちょっとだけ解読できた。この「9」みたいなのは「4」なんだな。なるほどー。
電車の中はこんな感じ。つり革とか手すりは付いてない。途中で車掌さん的な人が改札に来る。
窓から見える景色は、コンクリートのマンションや、駅に近いところだと多分市場と思われる小屋がたくさん。郊外に行くに従って工場も見えてくる。速度はGPSロガーの表示で20〜30km/h。これ以上出すと脱線しそうな勢いでもうずっと大きく揺れっぱなし。
ダニンゴン駅に到着。電車から降りた瞬間、そこはすでに市場であった。ここで仕入れて他の市場で売るような人もいるくらい大きな市場。線路がすっかり溶け込んで、駅だって言われなければ気がつかないかもしれない。ガイドさんは早速自分の買い物などを(笑)
だがしかし、ミャンマーのみなさんには申し訳ないんだけど、もうドブのニオイですなー、これは。実際ヘドロ的なものが積もった上で商売してる感じでサンダルに素足は相当不安。足もとを確認しないとハマるし、ガイドさんはどんどん先に行っちゃうし、写真どころではない。
中央駅でお別れした専用車が迎えに来てくれていて、地元の人気レストランへお昼を食べに移動。オーダーはお店のいちばん奥で、バットに盛られたものから選ぶと、お店の人がテーブルまで運んできてくれる。隣に来たミャンマーのヤング達から韓国人かと聞かれて、日本人だと答えるとちょっとがっかりされた感じ。なんなのよ?
ここでもやっぱりご飯とスープ、箸休め的につまむ野菜の皿は標準セットであった。ぼくは無難なトウモロコシの炒めものみたいなのを選んだら、本当に無難だった。他はエビが2種類と…魚のつみれみたいなのは、ブリブリの歯ごたえで本当においしい。スープは苦手な魚醤の匂いがプンプンしてくるのに、食べてみたらあら不思議、これも大変おいしゅうございます。やっぱりちょっと味が濃いけどね。奥さまはお腹の調子がダメでほとんど食べられず。後編につづく。