今年のこの無気力感は5月の一件が尾を引いてることに気がついてしまった。がんばったけど全くダメだった。自信喪失というかなんかもうあきらめてる感じ。とは言え、誰も助けてくれないのもまた事実なわけで…そこから逃げるように引きこもって、家で音楽を聴くのだけが唯一の楽しみな毎日。だがしかし、ATOLLのDAC100SEは修理中でお留守。修理にもうちょっと時間がかかるということで、輸入元のDYNAUDIO JAPANがD/Aコンバーターを貸してくれた。カナダのSIMAUDIO(シムオーディオ?それともシマウディオ?)のMOON 380Dというやつ。
評価用に取り寄せたら、間もなくMOON Nēoという新しいシリーズに取り込まれる形でマイナーチェンジになってしまったとかで、結局日本国内では発売にならなかったモデル。どうりで探しても探しても日本語の情報が見つからないわけだ。ちなみに、そのMOON Nēo 380Dは50万円オーバーというハイエンドモデル。スペックシート見る限りは中身はそんなに変わってない? こんなの聴いちゃったらDAC100SEが返ってきた時にがっかりしてしまうかも。
Windowsの場合はUSBドライバーが必要とのことで、カナダのサイトからダウンロードしてインストール。ハイレゾも無事に音が出た。DAC100SEと比較すると、これがまたすごい解像度で、特に中域から高音にかけてがクッキリハッキリ。『SAY YES』のチャゲのパートを明瞭に聞き分けられる(笑) そして空間の広さというか高さがすごい。松田聖子がいつもより近くにいる感じがする。調べてみるとD/Aコンバーターのチップが最近はやりのES9016 Sabre32というやつらしい。この音(音場?)の差はチップの違いなのかなー、それとも単純にハイエンドだからなのかなー。そんなこんなでさらに話を聞いてみると、どうやらこのデモ機は現品処分品らしいことが判明。怖くて値段聞いてないけど、DAC100SEの修理が終わった時に一応聞いてみようかな。