もう2枚。

渋いジャケット
いつぞや書いた、小西康陽氏監修の『フリー・ソウル 和田アキ子』のライナーノーツから”DIGった”2枚をメモ書き程度に。まずは、コモエスタ八重樫氏監修の『ダイナマイト・ソウル 和田アキ子』から行ってみようか。これはなんと発売が1996年という早すぎた1枚で、入手しようにもすでに廃盤。だがしかし、Amazon.co.jpのマーケットプレイスに100円で出品されているのを発見して確保。送料のほうが高かったけどー。1曲目の『ボーイ・アンド・ガール』、2曲目の『バイ・バイ・アダム』等々は『フリー・ソウル 和田アキ子』にも入っていたけど、全体の雰囲気を統一するためなのか、マスタリングの段階でモノラルにされてしまっていた。『ダイナマイト・ソウル 和田アキ子』にはオリジナルのステレオバージョンが収録されている。やっぱステレオの方がいいじゃん! このディスクのハイライトはなんといっても5曲あるライブ録音ではないだろうか。変にフェイクすることなくキッチリと歌い上げる和田アキ子。『スピニング・ホイール』なんてしびれるうまさ。ライブ開けの『古い日記』でノックアウト。

kabu_wada_akiko
もう1枚は小西康陽がプロデュースした、デビュー35周年(2003年)のセルフカバーアルバム『(株)ワダアキコ』。読み方は「マエカブ ワダアキコ」(笑) これはそのいつぞやの『フリー・ソウル 和田アキ子』とセットの1枚的な位置づけ。こっちは運よくレンタルにあったからサクッと借りてみたんだけども(なのでジャケット写真がアレ)、これはどうなのかなぁ。和田アキ子というよりは、小西康陽のアルバムって感じ。アレンジは曲のメリハリというのか起承転結的なものを無視した平坦な物が多くて、これだったら既存の音源のリミックスで良かったんじゃね?(語尾上げ) オリジナルを知っていると違和感とストレスを感じること請け合い。でも、当の和田アキ子はそんなことは意に介さないというか、楽しんでいる風なんだよね。スーパースターは何をやっても平気ってことなんだろうか。そんなこんなで、若干不完全燃焼っぽいけれど、とりあえず和田アキ子周辺はここまで。

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