なんでもいいから写真撮りたいなーっていうのと、超地元なのに物心ついてからお祭りを直接見た記憶が無いってことで、御柱祭の里曳きに参戦してまいりました。4月に山出し(木落し)をした御柱を神社の四隅に建てる、いわゆるひとつの「建て御柱」ってやつですな。
1本目の「春宮一」の御柱が境内に入ってくるのが12時半の予定になっているけれど、山出しの時の状況を踏まえて、早めに到着して境内に潜入しておく作戦ということで午前10時に徒歩で自宅を出発。規制線が張られる前に諏訪大社・下社春宮に到着。とりあえずは作戦成功。
すぐに神主の行列が入ってきて神事が始まった。行列の先頭の人が持ってるあの薙鎌…鳥の形をしてるやつ、インターネッツで見たことある! どこでどうつながっているのか、本当に謎が謎を呼びますなぁ。この後、この行列は諏訪大社・下社秋宮へ向かうのです。
御柱は境内の横の斜面から「木落し」で入ってくる。13時…現状で30分遅れ。1時間半くらい前に警察によって規制線が張られて境内に入れなくなると同時に、「中にいる観光客やただ見てるだけの人は出てください。」というアナウンスがされた。散々御柱を宣伝しておいて、見に来た観光客に出て行けってのは良くないよ、ホント。
境内に入った「春宮一」の御柱は向きを変えて建てる場所にお尻を合わせて一段落。ここでお昼でもと辺りを見回すと規制線に囲まれていて、出たら入って来られない感じ。これはもう終わるまで中でがんばるしかないってことで、規制線ギリギリくらいまで寄って「冠落とし」を見る。前にいたはずなのに割り込みジジイたちや、柱の正面に立つ関係者に阻まれて全然見えねーわ。
冠落としに1時間半以上かかってすでに疲労困憊。見えないから進行状況もわからないし、この間に木遣りのひとつもないし。やっと終わったと思ったら、柱を持ち上げて先端の三角錐のもう1面を仕上げるとか…そしてそれからワイヤーロープのセットに続いて乗る人達の足場の取り付け等々。マジっすか。
御柱が動き出したのは、ぼくがこの場所に来てから約4時間後の18時前。予定では15時半のはず。もう日が傾きかけてるんですけどー。足も腰も痛いし帰ろうかなぁと思いつつ、せっかくここまで待ったんだからと言い聞かせてガマンする。
途中でワイヤーロープが切れて御柱がちょっと回転したりしつつ立ち上がっていく…けど、なんかワイヤーロープの再調整的な作業が挟まる度に中断してなかなか進まない。
ほぼ真っすぐになったところで何やらまた作業が始まって中断。木の影に隠れちゃって上のほうが見えなくなったのと、ずっと立ちっぱなしで足腰が限界ってことで撤収。家に帰って地元のケーブルテレビで状況を確認してみたらまだ終わってないし!
約10時間、飲まず食わず(ペットボトルの水は持って行ったけど、トイレが規制線の外だから飲まなかった)でがんばったのに、結局最後の最後は見られなかったのが残念といえば残念。次回以降はよほどのことがない限り見に行かないと思う(笑)