『obscure city pop cd’s 1986-2006』というディスクガイドを買いました。「オブスキュア」と銘打っているあたりに普通のディスクガイドと違うものを期待しつつ、地元の本屋ではついに発見できず、中身を見ないままインターネッツ経由で入手せしめた次第。ブックオフの280円コーナーにひっそりと紛れている音楽の中から、最近のサブスクリプションやシティーポップブームを通過した視点で再発見したというと大げさかもしれないけれど、90年代を中心にメインストリームになれなかったものを「こんなのもあるよ」的な感じでまとめた本(だと思う)。
パラパラと読み進めていくと、Amazonのほしいものリストやディスクユニオンのウォントリストに登録しているものがちらほらと。この本の著者というか著グループのlightmellowbuは、「90年代シティーポップ記録簿」というサイト周辺に同好の士が集まって発足したらしく、ぼくはそういうったバックグラウンドを知らずにTwitterをフォローした関係で、 タイムラインに流れてくるCDはいわゆるLight Mellow方面の名盤だと思って備忘録として登録していたのであった。今のところ1枚も買ってないけど(笑)
本を入手する前は「こういうのに載るとCDの値段が上がるんだよなー」って思ってたけど、なんとなく大半はこのまま変化なしの予感がする。そうは言っても、たまに行くハードオフでCDコーナーを覗いてみる程度だと出会えないものが大半なんだろうな。そのくらいの存在性というのもまたオブスキュアな魅力のひとつなのかもしれない。