どこまでやるか。

末端価格3万円弱

先月末に買ったSP盤を再生するために色々と研究した結果、オーディオテクニカのVM610MONOと交換針のVMN70SPに、ヘッドシェルのAT-LT13aを購入いたしました。これで普通のレコードのモノラル再生とSP盤再生ができる環境が手に入った。SP盤だけならVM670SPとヘッドシェルを買えば良かったんだけど、どうせ買うであろうVM610MONOの針(VMN10CB)を後から足すと1,000円くらい高くなっちゃうからモノラルカートリッジにSP用針という組み合わせで。

思ってたよりも濃いブルー

モノラルレコードに関しては、専用のカートリッジじゃなくてもどこかの配線でモノラルにすれば同じことなんじゃないかと思って、今まではフォノイコライザーについてるモノラルスイッチを使ってきた。要はモノラル用に太い針ならいいんじゃね?的な(笑) 果たしてそれが正しいのかを検証したい。

モノラルレコードは基本的にレコード針が左右にしか動かない。対してステレオレコードは左右にプラスして上下にも動くことでステレオ再生ができる仕組み。モノラルをどこまでやるかを考えてインターネッチョを徘徊したところ、60年代以降のモノラルレコードはステレオレコードを作る機械でカッティングされてるというではありませんか。ということは、ぼくが今持っているモノラルレコードや、これから入手できるものは基本的に「なんちゃってモノラル」なわけで、だったらそんなにこだわる意味もないかなぁ、と。そもそも純粋なモノラル専用針(=上下に動かない)も普通には存在していないっぽいし。

安心の?日本製
完成!

そんなこんなで久しぶりにシェルにカートリッジを取り付ける。SP針は針圧が5g指定で、手持ちのMG10(10g)だとちょっと足りない可能性があるから、13gのAT-LT13aを選択してみた。今回は全部オーディオテクニカだからゆるいとかキツイとかいうことは一切なく、非常にスムーズに作業完了。

1mmくらい長い

MG10とAT-LT13aは素材の違い(マグネシウムとアルミ)だけだと思ってたら微妙に形状が違っていて、SL-1200GRのオーバーハングゲージで確認してみたら微妙に合わない。まぁまぁ、このくらいなら問題ないからOK。

針はステレオだから「なんちゃって」なんだけど

重さは19.8g。カウンターウェイトなしでいける上限だねー。さてさて、まずは普通のレコードのモノラル再生から…次回へ続く。


モノラルデビューはこちら。

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