大は小を兼ねない。

ついに来た

紫のリングは購入特典(数量限定)

ちょっと前に匂わせておいたんですが、やはりというべきかリコーの「GR IIIx」を導入いたしました。ぼくが本格的にカメラに興味を持つきっかけになった「GR Digital」から16年。何度となく購入候補に挙がりながらも縁がなかったGRにやっとたどり着いた。

だがしかし、ここも実に自分らしいといいますか…GRと言えばフィルムカメラの初代GR1から高性能な28mm(あるいは28mm相当)の単焦点レンズを搭載していることがアイデンティティーなのに、GR IIIxは40mm(相当)のレンズを搭載した亜種的なモデルで、どうしても王道を行くことができない性格がここでも発揮されてしまった(笑)

イメージコントロール:スタンダード
イメージコントロール:ポジ

この「40mm(相当)」の焦点距離にも振り回された過去がある。昔々のカメラ・写真系ブログで「38~40mmくらいがオールマイティーに使いやすい」というのを読んで、オリンパスのOM-1用に35mm近辺のレンズを手に入れようとオークションで粘ってみたものの全く落札できず、「じゃあもういいよオレはフィルムのコンパクトカメラを買うから」って流れで富士フイルムのKLASSE Sを買ったのでありました。結果的には正解だったと思っている。

カメラ内RAW現像がお手軽で楽しい

縮小の始まり

フィルムを取り巻く環境の急速な悪化が今回GR IIIxを買う直接のきっかけだけど、去年の5月に買い替えたE-M1 MarkIIが普段使いには向かないのも大きな要因かも。それまではE-M5 MarkIIにM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8を付けてそこそこ軽快に持ち歩いていたのが、E-M1 MarkIIになると17mm F1.8でも存在感抜群(笑) クルマ移動だから常に持ち歩くけど、なんだかんだで一眼系のカメラは「撮るぞ!」っていう時以外は面倒で撮らないことがほとんど。iPhoneは…写真撮った気がしない。

ミラーレスはここに置いておくことはできない

GR IIIxはiPhone SE(第二世代)よりも(厚さ以外は)小さくて軽い。重さは約260gで起動は0.8秒。設定によってはピント合わせも不要というハイスピードなカメラ。ポケットに入るから気軽に持ち歩けるのが最大のメリットかな。これで出番がなくなる機材は様子を見ながら整理していく予定。つまりこれは拡張ではなくて縮小への第一歩。

好感触

ハイコントラストモノクロ
モノクロは4種類ある

今まで使ったことがあるライカのX2をはじめ、富士フイルムのX100SSIGMAのdp1 Quattroからすると、GR IIIxは「ん?」とか「んー」って思うことが無くて第一印象は非常に良い。歴史のあるモデルだから操作体系が十分に練られているのと、ベースモデル(?)のGR IIIが発売から2年くらい経っていてこなれているからかもしれない。とにかくいろいろ設定できるから、自分専用のカメラに作り上げていく楽しさがある。リコー様におかれましてはモデルチェンジは数年後にしていただきますようお願いいたします(笑)

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