iPadでAppleMusicを再生する割合が増えて放置状態になっていたネットワーク再生環境をメンテナスというか整理というか再構築というか。
現在の構成
色々な実験や紆余曲折の結果、現状はNAS上にある約25,000曲・540GBの音楽ファイルを以下の環境で再生している。
- メディアサーバー
- レンダラー(プレーヤー)
- マランツ NA6006 (1-3を介してOpenHomeで使用)
- コントローラー
- iPad Pro 11インチ(第3世代)
- Pixel 7a
- Linn.app (主にMinimServerで使用)
- LUMIN.app (MinimServerで使用)
- fidata Music App (Twonky Serverで使用)
OEMのせい?
以前はLUMIN.appをメインで使っていたが、いつからかアプリを再起動しないとレンダラーが認識されない事案が発生してあまり使わなくなった。検索や再生リスト登録の操作も自然だし、MinimServerとの組み合わせはストレスがなくてサイコーの夏なのに残念。このアプリはTEAC等々OpenHome対応の製品を出してるところが純正コントロールアプリとして名前を変えて出してるからそういう影響なのかなぁ。
開発終了?
fidata Music AppはI-O DATAが絡んでいるからアプリ自体もちゃんと日本語だし高機能で操作性も練られていている。ちょっと前までOpenHomeのレンダラーを認識しなくなる事があったが(そうなるとアプリの再インストールが必要)修正された模様。だがしかし、これと相性がいい(というかオフィシャルの)Twonky Serverがさー、同じ曲が何回も再生されたり、あるいは飛ばされたりすることがあるし、いくつもある『GOLDEN☆BEST』はアーティストが違っても全部同じアルバム扱いになってしまうというアレ。アーティスト名ベースで使えば問題ないけども、どうしてこんな基本的なことが直らないのか調べてみたら、2018年に開発が終わっているらしいことを小耳に挟んだ。ぼくがライセンス買ったのは2022年なんですけどー。
そんなに必要?
消去法で残ったのがLinn.app。出始めは日本語で検索ができない問題があったけどアップデートを経て、羅針盤みたいなクソダサボタンがあること以外はこれと言って問題がなくなった。メディアサーバーも複数同時に扱えて串刺し検索もできる。これが最近になって、画面がフラッシュするというか数秒ごとにアートワークの読み直しみたいなのが発生するようになってしまった。iPadでもPixelでも同じということは原因はMinimServerか?と思ってNASを確認してみたところ、こいつだけで2GB弱のメモリを消費してるじゃん。去年の12月の下旬くらいから…何かあったっけな?
再起動すればメモリの使用量は減るしアートワークの読み直しは出なくなるんだけど、数日で元に戻ってしまう。MinimServerをDocker上で動かすようにしてみたけど結果は変わらず。ぼくの環境だけなのかなー。ちなみにアートワークの読み直しは他のコントロールアプリでは発生しない。
サードオピニオン
Twonky ServerもMinimServerも問題があるとなると、アイコンが怪しいのと有料ってことで今までなんとなく避けてきた「Asset UPnP」を頼るしかない。以前のHDCDのリッピングで登場したdBpowerampと同じところが作っているメディアサーバー。Synology用のパッケージはあるけどSynologyのパッケージセンターには置かれていない、いわゆる野良パッケージ。
30日お試しできるってことで、いろいろ実験しているところだけど、んーこれなら37ドル(=約5,500円)払ってもいいかなーという感触。残念ながらLUMIN.appとは一部アートワークが表示されない等々で相性は最悪(笑) fidata Music Appではそこそこ使えそうで、Linn.appではMinimServerとほぼ同じ感覚で使える。
強いて言うならば、アルバム一覧やアーティスト一覧を選んだ後にアルファベットの選択画面が挟まるのが邪魔。ダイレクトにアルバムなりアーティストが表示されてほしいんだけどー。てんこ盛りの設定項目はインターネッツを検索すると色々と説明が出てくるものの、概要が掴みきれていない現状ではさっぱり意味がわからない。特にいじらなくても使えてるからこのままでもいいっちゃあいいんだけど、何か良さげな機能があるなら活かしたいじゃんね。