1周つながった。

先月、レコード・コレクターズでフュージョン特集をやってる話をしたんだけども、ダラダラと読んでいたら次号の予告に「フュージョン・ベスト100 邦楽編」と書かれているのを発見した。ですよねー、ってことで本屋で迷うことなく入手したのは今月初めの話じゃった。その後、スタレビのライブでしばらく気持ちがスタレビに行ってしまったり、来てほしくないものが不意に来たり、あるいは来てほしいものが相変わらず来ないままだったりで、なかなか音楽を聴こうという気持ちにならない昨今でございます。

合計200タイトル!

紙の本はいいものだ
レコードが高騰しそう(してる?)

そんな状況下で気分が上向いたときにちょろっとチェックする感じで読んで聴いているところ。洋楽編と同じくライター20人の投票によるランキング形式で100タイトルが紹介されているんだけど、こっちも「これってフュージョンなの?」っていうのが結構ある。んー、高中正義・渡辺香津美・渡辺貞夫の3人の名前が目白押しというのか、なんだかギター多め。YMOや坂本龍一もあるなー。最近のシティーポップブームによる再評価的な部分も見え隠れする感じ? 別に隠れてないか(笑) 全体的には知らないアルバムばっか…なんだけどCMやラジオ番組のオープニング、あるいは天気予報に使われたりしていたのか、知ってる曲がちらほらと。

サブスクに無い

1位になっているのが菊池雅章の『ススト』。1981年のアルバムで、全く知らなかった。そしてなんとサブスクに無い。洋楽編に比べるとサブスクに無いやつ多め。で、その『ススト』をYouTubeで聴いてみた…あー、マイルス方面の感じかー。悪くはないんだけど、オレ様的にはこれは和ジャズかなぁ。和ジャズも全然わからないけど。

2位以降も知ってたり知らなかったりするけど、ここのところぼくがレコードで買っていたのが何枚か上の方にあって一安心。やっぱさー、フュージョンってリゾートミュージック的なやつがいいと思うんだよなー。そういう軽さというのか、毒にも薬にもならないような雰囲気が軟派な音楽と見なされてイマイチ評価されてこなかったところにようやく光が当たってきたかも? THE SQUAREの『TRUTH』から始まったぼくのフュージョン人生はビートルズに入れ込むことで一旦終わって、その後ジャズを経由して再会。今回のレコード・コレクターズの特集で1周まるっとつながった。なるほどね、こうなっていたんだね。

そんなわけで、ぼくの1位はT-SQUAREの『NEW-S』(1991年)かなー。『WAVE』(1989年)も捨てがたいんだけど、東京にいたころジャケットのT-SQUAREのロゴがシルク印刷されているケースに入った初回限定盤をお友達から借りて、満員電車のせいでそのケースを割ってしまったというエピソードで『NEW-S』を。看板だった伊東たけしの脱退の後に本田雅人が加入して『MEGALITH』でドーン! いい時代だったなぁ。(遠い目)

お時間のある方は

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