心臓を開けたら、針。

年末からイマイチ体調がすぐれなかったんだけども、ここへ来て疲れからかダウン。昨日今日と家から一歩も出ないという引きこもり生活を送っております。午後になるとちょっと良くなるから部屋で音楽を聴いて、そのせいなのか、夜になるとまたダメになる、という正月でございます。

ステキな歌詞カードの裏
去年の暮れ、柴田聡子のCDと一緒にやってきたのがフレネシの『キュプラ』というアルバム。これもYouTubeで知りまして、水槽の中で聴いているようなエコー感というのかディレイ感のトリップ感みたいなものを、オーディオでキッチリ味わってみたいと思ってオーダーいたしました。


「フレネシ」というのは、Wikipediaによると「熊崎ふさ子のソロユニットである。」だって。この『キュプラ』は2009年発売の初のフルアルバムだそうで。その前からインディーズですごい人気だったみたいだけど、そういうのは田舎住まいのオッサンからは最も遠いところなんだよねぇ。そして今はもうフレネシ名義での活動は終了してしまっているらしい。作詞作曲からアレンジ、演奏、プログラムからジャケットのアートワークまでひとりでやってるとか。すごすぎて嫉妬もおきないわー(笑)

本の帯みたいな帯
柴田聡子の難解さに比べると、8歳でささやき声しか出なくなったというフレネシはわかりやすいというのか、安心感がある。フレンチポップ風だとかボサノバ風だとか、どこかで聴いたことがある感じがしつつ知的でエレクトリック。言葉もささやき声も柔らかくはなくて、確かに針があるかもしれない。なんかよくわからないんだけど、2009年っていうのが頭にこびりついて離れない。これが出たばっかのころに聞きたかったなぁ。

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