背中に卓球の練習の音を聞きながら、建物をしげしげと眺めてみる。落下物注意とか頭上注意って、外壁の斜めの部分のタイルが剥がれて落ちてきてるってことなんだ。Googleマップのストリートビューでは向かいの建物にパチンコの看板が残ってるけど、すでに落下した後だった。
さて、もう1回おじゃまするぞ。有料道路を走ってきたんだから、もうちょっと見ていかないともったいない。第2部はフラッシュをオフにしてみた。半分以上がブレていたり真っ暗で使い物にならない写真だった。
この建物は奥行きはほ無いから階段を登って2階の客室を覗いてみる。階段の天井がなかなかオシャンティー。基本的には和風なのかな?
ところどころ天井が破壊されているけれど、落書きのたぐいは一切なくて、なかなかいい感じの熟成加減。でもさー、なんか全体的に暗いのよねー。
日当たりの良い方の客室に潜入。エアコンだとかカラオケの機械だとかがそれほど古くないって事は、やっぱり平成まで営業してたのかなー。窓の外は川なんだけども、川の向こうのぼくが入ってきた方の建物は増築かもしれないなぁ。こっち側と意匠が合ってないし。
これ以上は行けるところがなくて、川を渡る廊下まで戻ってきた。残るは入って来た側の建物の上階なんだけどさー、階段が真っ暗でジメジメしてるからやめた。やっぱ廃墟仲間が欲しいなぁ(笑)
若干の不完全燃焼感がありつつも、そろそろあちらの世界に戻るとしましょうか。