フラッシュ使用。


休めないと思っていた土曜日が休めることになったから、久しぶりに廃墟方面に探検に出かける。今回の相棒はKLASSE W。フィルムは現場に着いて写真を撮れそうだったら装填することにした。有料道路を通る関係上、手ぶらでは帰りたくない気持ち満載で出発。迷うことなく到着して、最初に撮った1枚。川の向こうにむき出しの浴場? なんとかあそこにたどり着きたいなー。


入り口はここだといいなー。営業中だけど立入禁止。頭上注意に落下物注意…どういうこと?ドアには鎖が巻きつけてあって、やっぱり真正面からはムリかー。あれ? あそこ開いてるんじゃないですか?


ガラス扉のスキマからヒラリとおじゃまします。扉が閉まった瞬間の切り離された感じ、久しぶり。思ってたほどカビ臭くもなく、足元も大丈夫そうだ。ロビーから進んで、川の上を渡っている廊下。ISO400のフィルムではシャッター速度が1/8になってしまう暗さ。「使える写真」を持って帰りたいから、証拠写真になっちゃうけどフラッシュを使うことにする。


南海ホークスの選手が来た時の記念写真の日付は昭和51年。こんな山の裏の裏までもれなく賑わっていた昭和というのはすごい時代だったんだなー。そして、社民党のおたさかんのポスター。こんなところにこんなのがあるっていうのがもうダメだった証拠だね。社会党が社民党になったのは1996年ってことだから、平成まで営業してたのかな?


さらに奥へ。さらに真っ暗。最初に見た浴場に行きたいと思って左手に進む。その先の階段を登ったところでどうしても扉が開かず断念。ホッとして反対側へ行ってみる。


ここも真っ暗で何があるのかわからなかったのが、現像から上がってきた写真を見て「男風呂」だった事を知る。男湯なら男性の絵にしておいてほしいわー。奥の方の天井飾りみたいなものも気が付かなかった。手前は下に行く階段。先が真っ暗で降りることがためらわれた。


岩風呂の案内がある右手に行ってみたら、建物が崩壊寸前だったから引き返す。ちょっと休憩ってことで一旦脱出。建物の向かいに大きな体育館みたいなのがあって、そこから卓球の練習の音が聞こえてくる。しばらく外で光を浴びてから、もう1回おじゃま。(つづく)


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