足掛け半年。

インターネッツで「自分が持っているレコードをDiscogsに登録する」というのを見かけて、いっちょやってみようと思い立ったのは半年前のことでありました。Discogs(ディスコグス)というのはレコードやCDのデータベースサイトで、誰でも登録・編集できるから世界中のいろいろが集められていて、レコードを買うときの相場の目安として見る感じかなー。売買もできるようになっていて、過去に3回ほど買ったことがある。売ったことは無い。

実質1週間

日本語化されているのは大枠だけ

アカウントを取得したら、アーティスト名やタイトル、あるいはレコード番号(?)、はたまたマトリクスで検索して、登録したいレコードやCDを見つける。無事にたどり着いたら右側の真ん中くらいにある「Add to Collection」のボタンを押せば登録完了。これをひたすら繰り返すんだけども、特にビートルズだとかジャズだとかは、いろんな国のいろんな時代の盤があって、自分が持ってるのがそのどれに当たるのかを特定しないといけない。んー、いけないこともないけど、せっかくやるならできるだけ正確にしておきたい。

これが元凶
ページの下の方に細かい説明がある

そこで決め手になるのがマトリクスという、レコードの内側に刻印されている文字。例えばYMOの『テクノデリック』の「ALR-28080」は3種類あることになっていて、ぼくが持っているのはグレーのジャケットで赤いレーベル。A面に「V 〄Ⓑ ALR-28030A 113※」というのが読み取れることから、おそらく1981年発売の日本盤ではないかと思われる…という具合で進めていく。

左上から高い順

いくつかDiscogsに無いレコードもありつつ、ほぼすべてのレコードの登録を完了した結果は、271タイトルでございました。これがすべて相場の上限で売れた場合は約165万円になるとのこと。いちばん高額なのはピンク・フロイドの『The Dark Side Of The Moon』(邦題『狂気』)で、約174,000円。いやいやいやいや、これは昔レコードフェアの最終日にあった100円セールで買ったやつだから(笑)

7インチは登録してない

レコードはいちばん最初に発売された時のものが「オリジナル盤」で、最も価値が高いとされている。その他、レーベルだとか国だとかレコードの原盤を作ったのがすごい人だとかでも値段が違ってくる。こういう情報がインターネッツで共有された結果、(一部の)レコードがとんでもない値段になってしまったらしい。CDよりも安く聴けるってことでレコードプレーヤーを買ったから、特に最初の頃はお値段最優先で帯なしとか歌詞カードなしみたいなものを選んでいたわけで、Discogsに登録すると改めてそのジャンク具合が浮き彫りになって、いいんだか悪いんだか。

ブームから定着へ?

ここのところ機材への興味が薄らいでいたんですが、久しぶりにレコード方面を覗いてみたところ、テクニクスから「SL-1300G」なるモデルが発表になっていた。ΔΣ-Drive搭載でピッチコントローラーやターンテーブルのストロボがないSL-1500C系のシンプルデザイン。お値段は396,000円(税込)で今月下旬発売だって。実質SL-1200Gのモデルチェンジなのかな?

レコードをたくさん持ってるとかならともかく、オレ様はハイファイ再生はデジタルに任せて、レコードでは音が混ざる感じだとか凝縮感で音楽を聴きたいと思っていて、今はM44GにJICOの牛殺が大変心地よい。針を曲げたままお蔵入りになってるオーディオテクニカのVM700を復活させようか悩んでいるところ。

穴あき派

もうひとつ、去年の年始に買ったソニーのLinkBudsという穴あきヘッドホンがモデルチェンジ。「LinkBuds Open」という名前になった。再生時間が延びて低音がよりリッチになっているとか。ケースの開閉がやりやすそうなのがうらやましい。気にならないと言えばウソだけど、現状で使用頻度もそんなに高くないから遠くから眺める程度にしておこう。

タイトルとURLをコピーしました