メインストリーム。

出会い

YouTubeを徘徊していたところ、コストパフォーマンスがいいイヤホンが紹介されていた。動画によると、この2機種は「周波数特性」「全高調波歪率」「インパルス応答」「共鳴」が実測値でとても優れていて、かつ左右で特性の差がほぼ無いとのこと。それがこのお値段で手に入る=コストパフォーマンスがいいというお話。

最近のDAW系機材への興味と相まって「クセのない音」がどんなものなのか聴いてみたいと思って「TRUTHEAR x Crinacle ZERO:RED」を買ってみた。Amazon.co.jpで6,732円。2機種とも中国メーカー製だということをオーダーしてから知る。中国から5日ほどで到着。

ご対面

佐川で届いた
なぜ裏返しで?
入耳式耳机
そこそこ凝った箱
中国製品はすごくいいかダメダメか極端
耳にかける式ケーブル
カナル型(耳栓型)は得意じゃない

パッケージにピッタリの箱。若干の角つぶれは仕方がないか。周波数特性のグラフが書かれた裏側からご対面。ハーマンカーブってやつですね? わかりません。表にはイメージキャラクター? 3Dプリンターで製造されているという本体は思ったよりも大きくて質感も悪くない。唯一中国製のにせ物っぽさを感じるポーチ内にケーブルと10Ωプラスのミニプラグが入っていた。小音量で聴く場合はこのプラグで低域を補正すればいいんですね? わかります。その下に大量のイヤーピースを発見。いちばん小さいやつでなんとか使えそう。

自然さ

早速PCにつないで音楽を聴いてみる…ヘッドホンやイヤホンにありがちなシャリシャリした感じがなくて中域ふっくらで低域が豊か。高域の抜けというのかボリュームがもうちょっとある方が好きかなー。もしかしたら年齢的に高域が聞こえにくくなってるかも? 低域用と中高域用とふたつのドライバーが入ってるから、大きな低音が入ってもボーカル等々がひずまないのがすごい。YouTubeとか音楽以外のものを聞いてもとても自然で違和感がない。なるほどねぇ。反面、思ったほどの解像感はないけれど、逆に強調されていないということなのかな?

アンプのメーターは動かない

PCのDACやヘッドホン出力があんまり良くないのかもしれないと思って、ここのところ惰眠をむさぼっているSU-G700経由で聴いてみた。んー、あんまり印象変わらないかなー。USB-DAC搭載のヘッドホンアンプみたいなものを買ってもいいのかもなぁと思ってたけど、あんまり意味ないかも?

延長ケーブル必須

そうだ、NA6006(ネットワークプレーヤー)にヘッドホン端子あったじゃん! 標準プラグ変換アダプターを介して接続して聴いてみたら、これが驚きの音質だった。透明感みたいなものが1ランク上がったというか、とてもクリアでより自然にすべての音が聞こえる感じ。それでも全体的にマイルドというのか、パンチ感やキラキラ感はあんまり無い。

これはオマケかなー

続いて、CD-P650-R(CDプレーヤー)のヘッドホン端子をテスト。PCやSU-G700よりもいいけど、NA6006よりも微妙に音が薄いかも? スピーカーで聴く時はこっちの方がいいのになぁ。ヘッドホン方面にはそんなに金かけてないのかもね。

編み編みケーブルはタッチノイズが無い

Galaxy S24(スマートフォン)にAppleの「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」を挿して聴いてみた…全然ダメ。そもそも音量が小さくて使い物にならない。こっちは今まで通りJBLの有線イヤホンソニーのBluetoothイヤホンで。

おじいちゃんち

クセのない音がするイヤホンをしばらく試した後で、真空管アンプ+スピーカーで音楽を聴いても特に違和感はなく、これはこれでちゃんと鳴っていることがわかった。そもそもダメと思ったこともないけど(笑) 測定してフラットに補正~自分の好みの音に調整するってのも面白そうだけど、そもそもそこまで「好みの音」や「こだわり」なんて無いしなぁ。でも、部屋の残響の大きさに気がついたかもしれない。それから情報量や製品の種類の多さと現実的なお値段というところで、今のオーディオのメインストリームはヘッドホンやイヤホンなんだなぁということを痛感した。

機材方面をちょっと整理しようかなぁ

調子が悪い(かもしれない)NA6006をヘッドホンでも使えるUSB-DACか何かに買い替えようかと考えつつ、なかなか思うようなものが見つからないし、そもそもイヤホンやヘッドホンで長時間聴くのは無理。夜でもそこそこの音量を出せる環境だから、スピーカーで聴く現状のオーディオをメインに続投ということで。こうして「おじいちゃん・おばあちゃんの家」ができあがっていくことを知った。

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