
スピーカーの話を先にしたけれど、PCオーディオで”キー”となるのはやっぱりD/Aコンバーター(DAC)だと思うんですよ。で、まずここをどうするのか考えた。サウンドカードを追加するっていうのがいちばんスマートなんだけど、今はもうSound Blasterシリーズしか選択肢がなくて、なんかゲームや映画を見る人向けっぽいし、基盤が赤く光るみたいだからやめた。

そうなるとUSB DACってことになって、こっちはヘッドホンアンプ+DACみたいなものが流行っててよりどりみどり。そこでぼくが目をつけたのが、楽器メーカーのローランドが2014年に発売した「UA-M10」なのであります。オーディオ用じゃなくて、DTMやDAWという音楽制作現場で使われるような業務用モデルで、2つあるヘッドホン端子は左右それぞれ独立した信号を流したりできる(4ch出力)。その中で片方をライン出力に切り替えられるというのが素敵。

もうひとつ「S1LKi」と銘打ったDSP技術で、入力のすべてをDSD(1bit)に変換してから出力するのがおもしろい。このDSD変換はオンとオフができて、1台で2度おいしい。DACチップは旭化成の「AKM AK4414」というやつなんだけども、このチップに搭載されている機能はほとんど使ってないんだとか。

以上の能書きを踏まえた上でPCにセットアップして音を確かめてみる。PCに標準で搭載されている、いわゆるオンボードのサウンド機能に比べたらクリアで滑らなのはわかるけれど、BOSEのスピーカーの個性にマスクされてしまっている感じが結構あるなぁ。あとさー、Windowsは音の通り道にいろいろと問題があって、すっかり忘れていたASIOとかWASAPIとか考えないといけなくて面倒。

BOSEのスピーカーのせいでイマイチ実力がハッキリしないから、オーディオルームに持ち込んでハイレゾを再生してみた。これがねー、値段(実売17,000円前後)から考えるとびっくり仰天の音質よ。業務用ってことでいわゆる寒色系の音がするのかと思っていたらそんなことはなくて、普段使っているATOLLのDAC100seを若干スッキリさせた感じで、スケール感もバッチリ。アップサンプリング系のDACの音だね。
そんなこんなですごく気に入ったのに、今日会社から帰ってきてPCの電源を入れたらライン出力がノイズまみれになってて、初期不良で交換ということになりました。ホント、こういうのに当たる人生なんだよねー。


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