ハイレゾデビュー。

40周年記念の2枚組
ATOLLのD/Aコンバーター、DAC100seを導入して試行錯誤中。Amazon.co.jp経由でイギリスのお店にオーダしておいた、『クリムゾン・キングの宮殿』が到着。これは、普通のCDとDVD-Audioの2枚組で、後者には24bit/96kHzの音源が収められている。これで、CDの16bit/44.1kHzとハイレゾ音源の聴き比べをしてみる作戦。
これでぶっこ抜く
DVD-Audioプレーヤーは持っていないから、中身をPC上に書き出してから再生することにする。24bit/96kHz/2chステレオのトラックを書き出せばOK、と思ってDVD-Audioの中を覗いてみると…作品自体は5曲構成なのに20曲入ってる!後半の10曲はボーナストラックで、残りの10曲は、オリジナルミックスの2004年リマスターと、2009年リミックスかー。表示はトラック番号だから、どっちがどっちなのかわからない。調べてみると、4曲目の『Moonchild』が3分くらい短い方が2009年リミックスとのこと。『Moonchild 完全版(不要なパートをカットした現状版より短いバージョン)』…オリジナル(=現状版?)から不要な部分(?)を削除したのが完全版って、まったく意味がわからない。
24bit/96kHz
この辺をなんとか乗り越えて、MacBookのiTunesでALAC(アップル・ロスレス・オーディオ・コーデック)に変換して完成。iTunesは24bit/96kHzもそのまま再生できるんだねぇ。CDも同じようにALACで取り込んでおく。D/Aコンバーターのマニュアルに推奨とある、(その辺にあった)フェライトコア付きUSBケーブルで、MacBookをDAC100seに接続。
出力設定
MacBookのオーディオMIDI設定の出力を、24bit/96kHzに設定して準備完了。と、思ったら、これだとCDの16bit/44.1kHzも24bit/96kHzに変換されてしまうらしい。その都度手動で切り替えればいいけど、面倒だからAudirvana Plusというプレーヤーアプリを導入。これは、iTunesとD/Aコンバーターの間に入って、再生ファイルの形式に応じて、出力を自動的に16bit/44.1kHzと24bit/96kHz(もちろんその他にも)切り替えてくれるすぐれもの。7,000円だというので、しばらくはお試しで。
7,000円もする
ここまでやって、やっと2009年のリミックスで聴き比べ。やっぱり24bit/96kHzの方が、全体的に音が厚くて、ハイハットなんかの金属ものの響きがきれい。静かな曲だとより違いがわかりやすいけど、思ったほどでもないなぁ。フリーでダウンロードできる新しい録音のものは、背景がもっと静かというのか、全体の見通しがいいから、マスターの録音状態が大事ってことなんでしょう。
ロスレスライブラリー
というわけで、ハイレゾ音源初体験はなんとも微妙なものに(笑) でも、CDをALACでiTunesに入れておくのが激しく便利なことに気がついたのは収穫だった。ビートルズのBOXなんて、CDをとり出すのに気を遣うから、PCに入れておけばいつでも気軽に聴ける。これはもう本気でCDプレーヤーいらない気がしてきたぞ。

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