2010年辺りに買ったポリカのMacBookの調子がいよいよよろしくなく、症状が悪化しないうちに売り払って乗り換える作戦。そして乗り換え先に選んだのは、Windows 8.1を搭載したLenovoのThinkPad T440s。普通に考えればMacBook Proにいきそうなところなんだけど、ぼくの使い方だとMacである必要性は低いのではないかという、前々から薄々と感じていたことを試してみることにするテスト。
Windows Vistaに失望してMac OS Xに移行したら、iPhotoやiMovie、iTunesを中心としたiLifeの連携の素晴らしさや、そういうったアプリケーションや機能が「ちゃんと使える」ことに大いに感動して、ますますMacにのめり込んでいったのでありました。だがしかし、いつぞやのiPhotoのバージョンアップ以降は、取り込んだ写真が自分でつけたイベント名とは全く関連しない数字だけの名前の複数のフォルダに分散して取り込まれるようになって、Apple製のアプリケーション以外から非常に扱いにくくなってしまったのでありまして。結局iPhotoで写真を管理するのを断念して、自分でフォルダ管理をするようになると、今度は非常に使いにくいMacのFinder(WindowsのExplorerに相当)と戦わなければいけないわけで、これが多分気持ちが離れるキッカケになったのではないかと。
もうひとつはやっぱりOfficeの互換性の問題。ぼくのようにPCやネットワーク、あるいはWebサービス的なものの保守や開発にかかわるような仕事や生活をしていない人間にとっては、UNIXとかフォントとかよりもここが大事。今までは仮想環境でWindowsを動かして対処してきたけれど、仮想環境であるところのMac用VMwareを扱っていたところもいつの間にかライバル社の製品に鞍替えしてるし、Macである必要性がなくなってしまった今となっては、MacでWindowsを動かすための時間とお金と労力が大きな無駄。とは言え、iMacはまだ買ったばかりだし、やっぱりMacはよくできてるなぁと思うこともあるから、しばらく併用していく予定。もしかしたらずっと併用なのかもしれないけれど。
そんなこんなでやってきたThinkPad T440sのスペックはザッとこんな感じ。
- CPU : Intel Core i5-4200U
- メモリ : 4GB(オンボード)+4GB=8GB
- グラフィック : NVIDIA GeForce GT 730M
- 液晶 : 14インチ フルHD(タッチパネルなし)
- ストレージ : 500GB 2.5インチ 7200rpm → 自分でSSDに載せ替え
- Wi-Fi : IEEE802.11ac
- Webカメラ : なし
- スマートカードリーダー : なし
- 指紋認証システム : あり
- OS : Windows 8.1
MacBookからSSDを取り出してThinkPadに移植するときにThinkPadの裏蓋がなかなか開かなくて、YouTubeの動画を参考にプラスチックのヘラでこじったら、スマートカードリーダーの上の部分がペラペラで曲がってしまったのがショック。もうちょっとしたら気持ちは落ち着くはずだから(笑) 5年ぶりくらいのネイティブなWindows環境はBIOSがUEFIになってるせいなのか、起動に10秒かからないし電源切らなくてもスリープのままでOKだし、すごい進化を遂げているのでありました。ひとつ大きな誤算は、Windows 8.1だとUSBのD/Aコンバーターが認識されなくて、ハイレゾ音源が再生できないこと。Windows 7/8用のドライバーが動かないらしく、ここはもうちょっと待たないといけないっぽい。最悪Windows 7を買って入れるしかないかなぁ。それにしてもWindowsは7からはだいぶ良くなったねー。