dp1 Quattroの前のモデルであるところのDP1 Merrillに、「GW-3」というリコーのGRのワイコンを付けて撮ってる人がいたことを思い出して、Quattroでもそれができるのか調べてみたところ、58mm→49mmのステップダウンリングを挟めば使えるらしいことがわかった。Merrillだとレンズ側も49mmだからダイレクトに取付可能だったのに、Quattroはちょっと大きくなってしまったんだな。そんなこんなで、GW-3について公式サイトを覗いてみると、これがまたGRが欲しくなるんだねぇ(笑) そもそもぼくのカメラへの興味は「GR Digital欲しいなぁ」がきっかけだったのに、結局まだ買ってないし。GW-3はお値段もよくて、実際に手にしてみるとズッシリとリコーの本気度が伝わってくるのでありますが、本体以外はちょっと微妙というか…まずはレンズポーチがデカすぎる。いろんな制約から専用のものが用意できないのはわかるけどデカすぎるぞ。ゴム製のフードはホコリが付きやすいのは仕方がないとしても、フードの内径よりもレンズキャップの方が大きいし、そのレンズキャップもフチにつまみがあるタイプだから、仮にフードと共存できたとしてもキャップの付け外しができないじゃん。とりあえずレンズフードは使わないことに決定。
ステップダウンリングを取り付けてから、dp1 Quattroに装備してみるとかなり大げさ(撮影のためにレンズフードを取り付けています(笑))。レンズの先が重くなってカメラがお辞儀してしまうなー。それ以上にこのステップダウンリングの存在が厄介だわー。魚眼レンズとまでは行かないけれども、ちょっとした飛び道具的に現場で付け外しができたらいいなぁと考えていたんだけど、ワイコン側にステップダウンリングを付けたままだと、リアのレンズキャップが使えないではないか。
じゃあ、カメラ側にステップダウンリングを付けたままにしておいて、ワイコンがない時は49mmのレンズキャップをはめておけば…あー、ダメだ。レンズの鏡筒の先にあるAF補助光がステップダウンリングで隠れちゃう。以上を総合して今後のワイコンの取り回しを考えると、使う日はすべてを付けたままで撮るっていうことになりそうだなぁ。こいつは、使わなくなりそうな気配だぜ。高かったんだけどなー。
で、結局このワイコンを付けるとどうなるのかというと、より広い範囲が写るようになるわけ。数字で言うと、28mm相当だったものが21mm相当に、より広角になるという寸法。そして副次的というか原理的というかで撮影倍率が上がる。近くのものがより大きく写るようになるから、ちょっとしたマクロ代わりに使えるかもしれないということで、GW-3を買ったのはこのためだということにする。