キーボード・スピーカー・本体と来たら最後はモニターなんですけども、結論から先に言うとEIZOの「EV2455」にしたんです。ColorEdgeシリーズを導入して色の管理をしっかりとやるとか、正方形のモニターでGoogleマップを詳細に眺めてみたい的な大画面へのあこがれとかあったんだけど、PCをお安いAMDのAPUにして浮いた分をまわしてもこれが精一杯のところだった。とは言え、漠然とこれを選んだわけではなくて、それなりのこだわりもあるわけよ。ひとつは、画面の解像度がフルHDよりも120ドット上下に広い16:10のサイズであること。もうひとつはこのフレームレスデザイン。
だがしかし誤算もあって、最近のEIZOのモニターは左右に344°回転する関係上、スタンドの足が裏側まで大きくなっておりまして、設置場所の奥が壁になっている場合はモニターを下げることができないというか、モニターの背面に大きめのスペースが空いてしまうと言いますか。今まで使ってきた21.5インチのiMacよりも5cmくらい手前に液晶面が来る感じになった。実用上は問題ないけどね。27インチなんかも欲しかったけど、画面までの距離を考えるとフルHDくらいで24インチくらいっていう今回の選択はいいところなのではないかと。画面の高さを下げることができるから、iMacよりもより自然な体勢をとれるというのが非常にいい。
誤算その2。これはモニターというよりもPC側の問題で、当然HDMIがあるものと思っていたら、ディスプレイポートしかないではないか。しかもモニターにはディスプレイポートケーブルだけが付属してない! 慌てて近間の家電量販店を2件まわってみたけど入手できず。結局通販で1mのものを入手したあとで長さが足りず、週末に遠くの家電量販店で1.5mを買い直すなど。ディスプレイポートはライセンス料がかからない代わりに、ケーブルのお値段が高いのと電源ケーブルみたいに太いのがアレだね。もっと高解像度の世界になったら本格的に普及するのかも。
肝心の画質方面はどうなのかというと、正直なところお値段からするとビミョーなところかなぁ。16:10っていう液晶パネルはほぼPC用だろうから、数が出ない分割高の予感。iMacの液晶と比べると色が薄いというのかコントラストが低いというのか、アンチグレアだということを差し引いてもなんかいまいちグッと来ないのよね。iMacのほうが赤や青がもっと鮮やかだし、黒もビシッと締まってて、やっぱApple製品は良くできていやがるぜ。とりあえず過剰な省電力設定をオフにして(=画面の明るさを上げて)、色の濃さを+5にしたところでいい感じに落ち着いた(気がする)。それでも若干黒が浮き気味なところは、階調テスト画像を見てみるとiMacでは黒つぶれしてたりするから、EV2455のほうが「正しい」のかもしれない。なんだかんだ言ったところで、ぼくレベルの人間が普通に使うには十分すぎるかな。