仕事と町内会に体調不良の重なったオレ様は生きていく希望を見失って、かなり前からほしい物リストに入れたままだった「一冊まるごと真空管アンプ読本」を買ってしまった。これがきっかけで、とりあえず生きていくための希望を真空管に見出すことにした。
とは言っても、ぼくにできることは去年の秋に導入したトライオード製のプリアンプ「TVR-4SE」の6本の電圧増幅管を交換することくらい。買った直後にJJの「ECC803S」に交換して10ヶ月。そろそろ気分転換してもいいころだしー。お手ごろ価格で評判のいいやつという条件で今回白羽の矢を立てたのはSOVTEKの「12AX7LPS」。
Vacuum Tubes for Amps | Pre and Power Tubes - Tubes for Amps
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だがしかし、頼みの綱のアムトランスでは在庫切れ。在庫ありのところはかなりのお値段で途方に暮れる。なんつっても6本だからよー、1本あたりの差額が大きいとトータルではすごいことになってしまう。そんなわけで、真空管の海外通販関連をザーッと漁って「Tubes for Amps」というお店にたどり着いた。
Webサイトが日本語に対応してるって話だったけど、時すでにお寿司? 残念ながら現状では英語だけみたい。でも、ヤマト運輸で運んでもらえるし、真空管自体も安いってことでサクッとオーダーしてみた。
この12AX7(ECC83)は、1本の真空管の中に三極管が2本入っている双三極管というやつで、Tubes for Ampsではもうちょっとお金を出すとこの内部の2本の特性が揃っているものや、ノイズの少ない選別品、他に増幅率の高いやつなんかが選べる。ぼくはこの辺のことは気にしないタイプだから13ドルの普通のを6本。これに送料の23ドルを入れても日本で買うよりも若干お安いではないか(この時のカード決済のレートは1ドル=107円ちょっと)。
注文の翌日にヤマト運輸の伝票番号の書かれた「発送しましたメール」が来て、お盆までには届くといいなぁと思っていたらなんとオーダから6日後に到着。
肝心の品物のクオリティーはどうなのか…丁寧に梱包されていて問題なし。
驚いたことに納品書に日本語でメッセージが書かれているではありませんか! しかもこれネイティブっぽい…やっぱり日本人スタッフがいる模様。真空管自体そんなに頻繁に買うものでもないけど、たくさん買う場合はTubes for Ampsがいいかも。肝心の音質方面は次回以降で(ゆっくり聴いてる時間が取れなくて…夏)。