レコードプレーヤーを、パイオニアのPLX-1000からテクニクスのSL-1200GRに機種変更いたしました、のお知らせ。当初の予定は、もうちょっとしたら出るであろう同じくテクニクスのSL-1500Cにするつもりでいたんだけど、そのベースというか兄弟機のSL-1200Mk7はS/N比が非公表だったりして、若干の不信感を持つに至りました(笑)
安心感と実用性といういかにもぼくらしい基準で選ぶとなると、信頼できるメーカーの現行モデルにこだわりたい。だがしかし、現行モデルで一般庶民が手に入れられるものは、ほとんどが台湾のハンピンというメーカーのOEM…つまりPLX-1000の兄弟機であるという壁にぶち当たってしまう。これでは意味がない。
やっぱり買い換えるならば一気にSL-1200GR辺りまで行ったほうがいい? でもなーレコードプレーヤーとしては良心的なお値段なのに、ぼくの中でのレコード関連にかけてもいいと思う金額からするとべらぼうにお高いプライスなんだよなー。しかもどの店も値引きなしの定価販売だし…とウダウダ2週間以上悩み続けた上で、自分の背中を押すために大義名分を用意したというのが前回のエントリー。
やっと決心がついたところで、SL-1200GRはインターネッツで買うことができない(基本的に店頭販売のみ)。だがしかし、大抵のお店は電話注文で売ってくれる(っぽい)。朝10時にヨドバシカメラに電話して「SL-1200GRを買いたいんだけどー」って言ったら、あとで担当部署から折返し電話をくれるというではありませんか。そこから待つこと3時間。午後になって電話が来たけど、朝電話受けてくれた人じゃん? その電話でヨドバシの会員番号とクレジットカードの番号を口頭で伝えてお買い物終了。レコードプレーヤーを買ったらレコードを買うお金がなくなったでござる。即日発送で翌日の朝到着。ゴールデンウィークのお楽しみかなーなんて思ってたのがもう来ちゃったよ。
まずはオーディオテクニカのVM750SHでいろいろ聴いているところ。PLX-1000と比較すると音像がシャキッと締まって全体的にかなりのレベルアップ。言い換えるならば超Hi-Fi。高域のキンキンがなくなって奥行きや空間の広がりが段違い。低域は実はもっと出ていたんだねー。バスドラムのドスンというのと、ベースやアコースティックギターの低音弦のフワッとした響きの違いがしっかりと分かる。とはいえ、DL-103とかAT-F7くらいの”常識的な”カートリッジではPLX-1000でもそれなりにイケてるわけで、果たしてレコード再生にここまでかける意味があるのかどうか、結論が出るまでもう少し時間がかかりそう。