誠実さ。

フタは開けておくのか閉めておくのか
フタは開けておくのか閉めておくのか

テクニクスのレコードプレーヤー、SL-1200GRを導入した話の続きというか、その後のちょっとしたことなどを。オーディオテクニカのVM750SHで1週間聴いた後で、DENONのDL-103にチェンジ。PLX-1000ではモッサリとした印象だったのが、SL-1200GRではシャキッと1本筋が通った芯のある音でびっくり仰天。低音のボリューム自体はPLX-1000の方が出ている感じがするけど、SL-1200GRの方が全体のバランスが良くて格段にヌケがいい。上も下ももっと出ている(広帯域)のがわかる。

MC専用
MC専用

DL-103を買った当初は同じくDENONのAU-300LCというトランスを使っていたけれど、こいつを通すとこぢんまりとしたつまらない音になってしまう。そこでたどりついたのが、合研LABのGK06SPUというフォノイコライザー。これならばDL-103も元気いっぱい。VM750SHから切り替えた直後は地味で物足りない印象だったけど、慣れてくるとDL-103の過不足ない音もこれはこれでアリかな、と。ゆったり音楽を聴くならDL-103なのかもしれない? 強いて言うならば丸針の宿命とでも言うのか、レコード内周で音のひずみが気なる時があるかなー。

調整前
調整前

付属のオーバーハングゲージでオフセットを正確に設定できるのが精神的に非常に良い。レコードの針はアームの支点を中心に円弧状に動くから、レコードの溝にできる限り平行にするためにレコード針の位置が決められている。SL-1200GRの場合はその辺を含めてシェルの根元から針まで52mm。PLX-1000は54mmだったから、上の写真は2mmズレている。

高さ調整機構の剛性感
高さ調整機構の剛性感

購入前から気になっていたアームの高さの調整範囲について。PLX-1000もそうだったけど、背の低いDL-103はそのままではアームの水平が出せないというのがハンピンOEMのプレーヤーに共通する問題。SL-1200GRではテクニクスの純正ヘッドシェルに、オヤイデ電気のカーボンスペーサー(1.5mm)を挟んでアームの高さが+1mmくらいのところで水平が出せた。ダメだったらSL-1200Mk4用の厚い(6mm)ターンテーブルマットを使うしかないと思ってたから、これは嬉しい。SL-1200GRに付属のマットは厚さ3mmくらいかなぁ。サラッとしてて静電気が起きにくいような気がする。

このくらい下げられればOK
このくらい下げられればOK

そんなわけで、SL-1200GRは音も操作性も非常によくてジワジワと満足度が上がってきている。アームの動きが良すぎるのか、アームリフターを上げる時だけはゆっくりやらないと跳ねてしまうけれど、レコードに針を落とした時に内側に流れていくようなこともないし、インサイドフォースキャンセラーで左右の音のバランスが狂うこともなくて、すべてがキッチリと正確に動いている感じがする。レコード再生は6割が信仰だから、こういう信じられる要素はすごく大切(笑) 来週はオーディオテクニカのAT-F7を聴いてみよう。