やや高級カレーライス。

お尻を前にずらして座るクセが

ラックスマンのフォノイコライザーE-250を導入して1ヶ月。気がついてみれば、ここの音があーだとかこーだとかいうのから開放されて、音楽のみに集中できる実に健全な状態になっておりました。オーディオの機材に関してはもうなんの不満もなく、強いて言うならば7年前にオーディオを復活したときに買った、ニトリの1人用ソファがへたってきたのがアレかなぁ、と。

取っ手付きの箱で来る

実は結構前から気になっていて、でもなかなかこれだ!っていうものに出会えなくて先送りしていたところ、発見しました。その名も「ニーチェアX」。Xのところはエックスジャンプでも可。

能書きとしては、1970年に日本人デザイナーの新居猛(にいたけし)氏によって作られたロングセラーで、ニューヨーク近代美術館(MOMA)にも収蔵されている。「安くて丈夫で座りやすく、どこにでも置けて折り畳める。食べ物でいうならライスカレーのような椅子を作りたかった。」とのこと。

箱の中身

そうは言ってもこのニーチェアX、インターネッツで見る限りはカレーライスなのになんでこんなに高いのかっていう感じがして、またまた悩み続けることに。その間に、オーディオ用のリスニングチェアとしては高さが足りないなんていうレビューも見かけて一旦はボツになった。

ちょうどツィーターの高さ

でも根気よく悩み続けていたところ、身長165cmの人が座って耳の高さが80cmくらいになるというレビューを発見。それなら今使っているニトリのソファと同じじゃん! ここで気絶して、気がついたときにはニーチェアXに座っていた。実物は(思っていたよりも)ゆったり大きめで、ギシリともミシリとも言わない剛性感あふれる造り。

案外贅沢な造り

Made in Japanだし、その上この質感ならばこのくらいのお値段になりますわー。肝心の座り心地は、帆布が体に沿って全体で支えてくれて実に快適。お尻が深めに沈んで顔は若干斜め上を向くスタイル。

ネジ4本で組み立て

他に「ニーチェアX ロッキング」というロッキングチェアタイプもあって、インターネッツ上ではロッキング+オットマンが超オヌヌメ的な記事を多く見かけたんだけど、オーディオ的には耳の位置は動かないほうがいいし、レコードの場合は20分ちょっとで片面の再生が終わるからオットマンもどうかなーってことで、シンプルにニーチェアXに決めた次第。オットマンも結構するしねぇ。

ひじ掛けの後ろをひもでひっかけるだけ

ニーチェアXは各パーツを保守部品で買えるから寿命が長そう。今回帆布は白にしたけれど、将来的には違う色にしてもいい。全体重を4本のネジが受けているっていう構造は少々不安だけど、このネジを定期的に交換していけばいいのかな。ソファーと違って蒸れないし、肘掛けが低いからあぐらもかける。かかないけど(笑) 部屋を広く使いたい場合は折りたたんで横に置いておけるお気軽さも良い。11月から値上げされるらしいから、欲しい人は急げ!

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