去年の秋くらいだったか、竹内まりやの『プラスティック・ラブ』がYouTube経由で海外でブレイク中みたいな話の最中に出会ったのが、杏里の『Last Summer Wisper』という、1982年の4thアルバム『Heaven Beach』に収録されている曲。杏里と同じ事務所に移籍してきた角松敏生の作で、この時の彼もブレイク前であった。アルバムでは他にハイ・ファイ・セットや小林武史の名前が見える。編曲はすべて瀬尾一三。この次から角松敏生のプロデュースになって、『キャッツ・アイ』でブレイクという流れ。
そんなこんなで、Spotifyにこのアルバムがあるのを見つけてひたすら聴いていたんだけど、そんなにお気に入りならレコードなりCDなり買えばいいんじゃね?って思って、早速レコードを探してみたところ、やはりそこそこ人気というのか有名なアルバムらしく、最低でも5,000円からという状況で却下。中古のCDもほとんど値下がりしてないから結局新品のCDをゲット。改めて聴いてみるとCDの方が圧倒的に音がいい。もっと早く買えばよかったな。
『Last Summer Wisper』 もいいんだけど、アルバムの最後を飾る杏里作のタイトルチューン『Heaven Beach』のゆったり感が最高じゃありません? 波の音でアルバムは幕を閉じる…ハズが、例によってボーナストラックで若干のぶち壊し感がありますな。そうそう、ジャケットがまたいいよね。この時の杏里は20~21歳、ハイビスカスに白いシャツ、スカートの裾を持ち上げてポーズしているところを絶妙なフラッシュ撮影。レコードサイズで欲しかったわー。