ぼくが高校生の時に使っていたケンウッドのミニコンポは、CDプレーヤーからアンプにオプティカル(光ファイバー)で接続するやつだった。その頃にちょくちょく通っていたオーディオショップにあった高級品が、コアキシャル(同軸ケーブル)で単体のD/Aコンバーターに接続されていたせいで、コアキシャル=ハイエンドみたいな刷り込みがされていた。
時は流れ、ついに単体のD/Aコンバーター(DAC100se)を手に入れて、さぁCDプレーヤーを接続するぜ!ってなった時に手配したのが、ベルデンの1506AにカナレのRCAコネクタを圧着したコアキシャルケーブル。例のお店の1mで3,000円ちょっとくらいのもの。DAC100seのRCAコネクタが若干緩めにできているところにケーブルの重さ・硬さが加わって、斜めに刺さっているような状況が長く続いたせいで、RCAコネクタの内側の接点のバネが弱くなってしまったのか、接触不良を起こしてスピーカーから大音量のノイズが…ケーブルを確認してみると機材を動かしただけでスルッと抜けてしまうような状況でありました。
そこで今度はオプティカルでつなぐことにして、Amazonベーシックのオプティカルケーブルに交換したのが一昨年の11月のことじゃったー。DAC100seはオプティカルのコネクタも緩めで、スルッと抜けることは無いとしても微妙に抜けかかった状態になってしまうのがアレ。この辺はケーブル側のコネクタとの相性もあるけど海外製オーディオはゆるいことが多い気がする。結果的にコアキシャル接続の時と音は変わらないから、これでOKということにしていたんだけども、思い出して気になりだしたら気になってまたまたケーブルを手配。
白羽の矢を立てたのはフジパーツの「FVC-124A」というコンポジットケーブル(ビデオケーブル)。デジタル音声ケーブルとしても使えるってパッケージに書いてあるけど、そもそもコアキシャルは映像出力を流用したものだから75ΩならばOKなわけで。3C2Vというテレビの屋内配線用の同軸ケーブルを使ったオーソドックスなもの。
心配だったDAC100seのRCAコネクタにもしっくりと接続できて精神的安定を得た。もちろん音は変わらない。今後はオーディオ以外でも変に凝ったものは逆効果だということを肝に銘じて選択していく所存。ベルデンのデジタルケーブルはDAC100se以外では普通に使えるから、メルカリデビューしてみようかなー。