情熱があったころ。

下書きに眠ったままのエントリーを成仏させる。去年(2022年)の10月にJICOのJ50に牛殺をセットしたカートリッジを導入していろいろと実験しつつ、VIDA primaを手放してレコードの再生環境が落ち着いた後の12月上旬くらいに書いたのかな。今までと同じような写真しか撮れなくて、なんとなく他のエントリーを優先してる内に時を逃してしまった。今もJ50+牛殺をメインに使っていて、針圧は1.5gだとビビリが出る盤があるから2.0~2.2gくらいにしている以外はこの時と変わらない。が、レコード熱はだいぶ冷めてしまったことを自覚している。以下、そのエントリー。写真とそのキャプションは今回新しく追加した。

リラーックス!(というタイトルだった)

フォノイコライザーが決着して、レコード関連は肩の力が一気に抜けてお気楽に楽しめるようになっている。今までは正確さを追い求めてラインコンタクト針だ負荷容量だなんだってやってたけど、その先にはCDやハイレゾの壁が立ちはだかっているのでありました。SUMIKOのPearlを入手したのがきっかけで、正解はひとつということではなく、それぞれ別のいい音がするだけなことに気がついたというか、今までがあまりにも病的すぎた(笑)

2月4日現在のカートリッジはだいぶホコリまみれ

ここのところはJICOのJ50に牛殺を組み合わせたカートリッジで聴いている。とりあえずで中央値の2.3gに設定していた針圧を下限の1.5gにして、そうするとなんとなく尻下がりになるアームの水平を取り直した結果、購入直後のモコモコした感じは薄れてまぁまぁ違和感のないの音がするようになった。その他の要素としては、ダンパー等々の可動部分がなじんだのか、ぼくの耳が慣れてきたのか、あるいはその両方か。

他の針を試してみたい気持ちはある

このカートリッジ(というか針?)の不思議なところは、音があまり良くないレコードでもいい感じで聴けるようになること。半面、音がいいとされているレコードはそんなにハイファイな感じにならない。密度が上がって音質が平均化されるというのかなー、低域の重量感がすごくてDL-103が薄味に感じられる(笑) ボーカルや弦楽器の実体感が大変良い。そこそこ上品で解像度もなかなか。あとは、無垢針の透明感はありつつも、シンバルとか金属系の響きががおとなしくなる→高域が落ち気味に聞こえるかも、という感じかな。

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