いい夢見させてもらったよ。

ジャンク品のSACDプレーヤーを買ってみた話の続き。前のエントリーのコメントでピックアップを交換してもダメだったことは公表済みではあるものの、まだまだ終わったわけではないということで続くぞ、コノヤロー!

加水分解

注文したピックアップが届くまでの間に、CDを乗せるトレイのベタつきをなんとかしておきたい。DENONや一部のTEACのCDプレーヤーには、高級感の演出なのか振動抑制のためなのかトレイにマットな感じの塗装がしてあるものがあって、これが加水分解してベタベタになる。今回のDCD-1500AEは2008年製ということもあってか、サラサラではないけどベタベタまでは行ってない。でも、そう遠くない将来にベタベタになりそうだからここで処理しておくことにした。

この銅板が取り外せない
しばらく置いてみたけどダメだった

DENONのやつはマジックリンで洗うときれいに取れるという情報を入手して早速試してみたところ、全く落ちなかった(笑) この辺り、どうやら「強アルカリ」がポイントらしく、そういうことならば去年の換気扇掃除に使った「つけおきくん」なら行けそうだと考えつつ、マジックリンでなんとなくサラサラ感が復活したからここまでにしておく。もっと劣化したらおそらくマジックリンで落ちるのではないかと。

潤滑油

などとやっていたらピックアップが到着。いかにも中国製だという雰囲気の箱に入った中国製の「HOP-1200W」ご尊顔。純正品と同じなのかどうかはわからないけど、とりあえず現状で付いていたピックアップと全く同じものらしき感じはする。

きれいな箱に入って到着
これが付いていれば新品ということ
なんとか除去することができた

輸送中に静電気でやられないように回路をショートしてあるはんだを取り除く。このために地元の電子部品屋ではんだ吸い取り線を買った。久しぶりに使うはんだごてはなんとか生きていた。

メンテナンス性は非常に良い

ピックアップの前にトレイ開閉用のベルトを交換しておく。純正品は1.2mmの角ベルトだけど、売ってないから1.6mmの角ベルトで。直径35mmのやつ。なんの問題もなく収まった。ギア部分やトレイの摺動部はタミヤのセラミックグリスでグリスアップしておきましょう。

CDをまわすモーターの軸が短いのは大変に良い

そしてピックアップの交換。ネジ2本を外せばレール(シャフト?)ごとピックアップが外れる。ユニットを入れ替えたら逆の手順で戻して作業終了。こっちはレール部分にすごい昔に買ったテクニクスのSL-1200用のスピンドル油(SFW0010)を1滴垂らしておきましょうか。リニアモーター駆動のピックアップはグリスだと重い場合があるとかないとか。DCD-1500AEはギア駆動だけどね。

ジャンクの理由

潤滑油コレクション

ピックアップ交換でジャンクのSACDプレーヤーは復活するのか…残念ながらダメだった。状況は変わらず、CDを読み込める場合でも再生が進まない症状。あまりのショックに写真が1枚もない(笑) 「ジャンクは2台あればなんとかなる」という格言(?)を思い出してもう1台手配しようと考えたところで、頭を冷やすためにここで一旦保留にすることにした。そんな折、コメントで「ピックアップはHOP-1200Sで」という情報をもらって新たな旅に出るのであった。←イマココ


ピックアップを「HOP-1200S」に交換してみた。

  1. うおさん、こんばんは。HOP-1200S早く届いてプレーヤー復活できるよう祈ってます。
    トレイのベタベタですが、無水エタノール原液で拭いていくと時間かかりますが綺麗に落ちますよ。その後、薄くミシン油でコーティングを。また再生する時の黒のデノンと書いた蓋、熱持つと悪臭の原因が蓋の裏なので、無水エタノールでクリーニングを。凄く汚れてると思います。表面のパネルはミシン油で軽く拭くとピカピカになります。トレイの中心の青いスーパーオーディオのマーク、自分はエタノールで色落としマークが浮き出てカッコよくしてます(笑)お好みなので(笑)自分、この機種、音も好きなので愛着ついてしまってます(笑)

    • 康晴さん、おはようございます。

      やはりトレイは処理したんですね。無水エタノールは最後の手段としてとっておきます。そんなことよりも、あの鉄板が悪臭を放つという方が興味ありますねー(笑) しかも裏側とは超マニアック。なんとなく線香臭いのはこれなんでしょうか。

      SACDのマークが青いのは確かに気になるポイントですね。ジャンクや中古はそうやって好きにできるのがまたいいところですね。

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