ニューウェーブ後。

初期のライブアルバム

去年の暮れ辺りからCDで持っているものをレコードで買ったり、売ったものを買い直したりしておりましたが、純粋に持っていないもので入手したのがYMOの『パブリック・プレッシャー/公的抑圧』のレコードでした。そんなこんなで、今年の頭からなんとなくYMOづいていたんですが、YMOはYMOでどっぷりと浸かれる感じでもなく…その原因を考えてみたところ、なんだかんだでYMOはぼくが苦手とするニューウェーブそのものなんだよなーというところに突き当たった。手持ちの古いYMO関連の音源(64kbps!)を一通り聴いてわかったことは、いいものもある、悪いものもある。そもそも中学生の時に初めてYMOを聴いた時から、高橋幸宏のボーカルがあんまり好きではなかったのは内緒だ。

LPサイズで欲しいジャケット
「NON STANDARD レーベル」は健在の模様

そういう流れがあったところで、その高橋氏が亡くなったせいなのかYouTubeのオヌヌメにYMOの関連がたくさん出てきて、細野晴臣の『Medicine Compilation』にハマる。そして今度はYouTubeでむさぼるように細野晴臣を聴きまくって「これは!」と思ったのが、YMO散開(解散)後初のソロアルバム『S・F・X』(1984年)でありました。YouTubeには『花に水』というカセットブックと混ざってる古い音源しかないしってことで、ミポリンのアルバムで使いそこねたタワレコのお誕生月クーポン(500円)は、この『S・F・X』に充当されました。昔々にSpotifyのオヌヌメで聴いた時はピンとこなかったのに、今回は聴いた瞬間にハービー・ハンコックの『Rockit』(1983年)を連想しましたわ。YMOでのあからさまな実験やパロディーは終わって、ソリッドなビートが実に気持ちい。1984年ということを踏まえると『ALTERNATIVE 3』のブッ飛び具合が素敵。

1993年だからオリジナルがCD
「from the Quiet Lodge」とは

この際だから『Medicine Compilation』(1993年)も買いました。タワーレコードはポイントを使わせまいとクーポンを連発してくるから、それに負けないように結構貯まっていたポイントを消費。2020年にレコードで買った『omni Sight Seeing』(1989年)の次のアルバムで、細野晴臣においてはアンビエントサイドの作品とされているけれど、どうなんでしょう? アンビエント・ハウスとか後ろに何か付く感じ? YouTubeをAirPlay経由のオーディオで聴くよりも128倍音が良くて感動した。それと『S・F・X』もそうだけど、物理メディアはブックレットやライナーがあるのがやっぱりいいわ。

超々久しぶりにSACDを買った

実はこれSACDハイブリッドなんだよねー。普通のCDとしての音も十分にいいんだけけど、SACDで『Medicine Compilation』してみたい…プレーヤー売っちゃったんだよなぁ(笑) 今時のSACDプレーヤーはどれも30万円超えだから、SACDのデーターを抜き出してネットワーク再生するほうが現実的だと思って調べてみた。そのためにはSACDが再生できるBlu-rayプレーヤーが必要。だがしかし、各社とも生産終了から10年くらい経っていてアレ。みんなわかっていて中古品がそこそこ級のお値段になっているから深追いはやめておく。道具が揃ったとして100%できる保証もないしさー。

  1. うおさん、こんばんは。またまた失礼します(笑)
    細野さんの「Medicine Compilation」のDSD層の音ですが、凄く音の奥行が広がります。
    また高橋幸宏さんで愛聴してるのが「NEUROMANTIC」DSD層は、これも奥行があり良い音です。
    SACD PLAYERはもう中古が安全かと・・・色々趣味で中古を買いあさって良かったのが、DENON DCD-1500AEです。もし中古で買うのでしたらオススメです。運良ければ1万で買えます。修理自体もレンズ(HOP-1200S)ベルト(角ベルト35)簡単になおせますよ。このプレーヤー、無理な音飾りしなくディスクに収録されてる音を直接再生するので良いと思います。自分もこのプレーヤーだけは手元に置いてますが、使う度に本当良い音出してくれます。是非良かったら。

    • 康晴さん、いつもありがとうございます。

      SACDは柔らかくて空間の広がり…特に高さを感じる音だったような記憶があります。SACDのリッピング自体をやってみたいというのもあるんですが、なるほど中古のSACDプレーヤーを狙ってみるのもアリですねー。

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