これまでのあらすじ
高校時代からのお友達の家に久しぶりにおじゃましてみたら、彼もまたオーディオを復活させていて…というのが2021年の2月の話。その後、スピーカーをタンノイのTurnberry/GRに買い替えたという連絡をもらって「聴きに行くわー」という話をしつつダラダラと時は流れ、「年内に売却するからその前に」と声をかけてもらってようやく重い腰を上げた。
スロースタート
話を聞くと、オーディオをやめるんじゃなくて、Turnberry/GRがちょっとデカすぎてアレだから、もうちょっと小さいやつに買い替えたいということらしい。ということで、まずはタイミングよくこの週末に開催されているオーディオフェアへGO! お昼を済ませて午後からのスタートであります。
PARCO・井上・イトーヨーカドーの3店舗が一気に閉店してしまう松本は、以前ほどの渋滞は無くそこそこの時間で到着。会場の信毎メディアガーデンに潜入すると正面のすぐ奥でフェアをやっていた。入り口にアウトレット(現品限り)のスピーカーがいくつか置いてあって、お友達は早速モニターオーディオのSilver 100 Limited Editionに目を付けた。ちなみにお値段は275,000円(税込)が99,000円!(税込)
まぁまぁまぁまぁ、他も見てみましょうってことでグルッとまわっていく中で、モニターオーディオのブースに吸い込まれた。お友達は事前にモニターオーディオにターゲットを絞ってきたのかもしれない。今年の夏に発売になったというStudio 89が展示されていて試聴させてもらう。お隣のアキュフェーズ+ソナスファベールで鳴らしているビリー・ジョエルがうるさい中でも、コルトレーンの『Blue Train』のベースまでハッキリと聞こえてきて好感触。さっき入り口で見たSilver 100 Linited Edithionも聞かせてもらったら、Stuidio 89の後では「結構違う」ということになって却下。お友達はその場で専用のスタンドと一緒にお買い上げ。おめでとうございます! ブルジョワめ!(笑) とは言え、フェア価格でかなりお得だったはず。オーディオはインターネッツじゃなくてリアル店舗で買う方がお値段が安くてアフターも安心。マメな。
その後は、真空管のトライオードやKEFのブースでいろいろ聞かせてもらいつつ、中古レコードコーナーを冷やかしつつ撤収。いやー、土曜の午後なのに閑散としていてなんだかさみしいねぇ。昔ながらのオーディオは値段上がりすぎだしデカすぎだし、時代はスマートフォンとヘッドホンやBluetoothスピーカーなんでしょうな。
ご対面
オーディオフェアの余韻を引きずりながらお友達の家におじゃマンモス。以前よりもだいぶ片付いてるぞ(笑) そしてリビングに鎮座するTurnberry/GRとご対面。んー、設置面積ではぼくの4312SEとそんなに変わらないような気がするけど、フロア型だから体積はあるし、佇まいというのかデザインというのか、主張が強くて大きく感じるのかもしれないなー。
早速キャノンボール・アダレイの『Somethin’ Else』をSACDで聴かせてもらう。解像度も高いし、左右の定位や広がりも大変よい。輪郭に縁取りがないというのかなー、いつも聴いてる4312SEが大味な感じがしてしまう。箱がデカいから低域も余裕ありそう(大音量がNGな環境)。Amazonのサブスクでいろいろと聴いてみる…どれも違和感ないし気持ちよい。予想していたよりもずっと現代的で繊細な音がするスピーカーでありました。嫁ぎ先はオーディオの大ベテラン宅だと伺っています。どうぞお元気で!
繰り出し
一通り聴いたら夜の街へ。お友達の行きつけのお店におじゃまするも、Turnberry/GRを聴いているときに日本酒をあおっていたせいで最初からグロッキー(笑) しゃっくり出まくりだったところ、最初に行ったお店のオーナーから「砂糖水がしゃっくりに効く」という話を聞いて、一緒に行った2店目で砂糖水をもらったところスパッと止まってびっくり仰天。
3店目で常連のお客さんとビートルズの『Abbey Road』からプログレッシブ・ロックへの流れについて談義しつつ、今世紀初じゃないかってくらい久しぶりのカラオケで『東京砂漠』と『モノクローム・ヴィーナス』を歌って、お友達の家に戻ったのが午前1時半くらい。当初は当日に電車で自宅に帰るつもりだったのが、翌日クルマで送ってもらって帰宅。良い気分転換というのか刺激になったかも。新しいスピーカーが来たらまたおじゃまします(ΦωΦ)フフフ…