腐っても鯛。


ぼくが使っているDynaudioのContour 1.1というスピーカー。1996年当時、2本で17万円+スピーカースタンド5万円+ケーブル1万円=23万円で買ったっていう伝票が出てきた。相当無理して買ったから、今でも「スピーカーだけは相当いいやつだ。」みたいに心の拠り所になっているんだけど(笑)、その拠り所に重大な問題が起きていた。

なんと、ウーファーのコーンの縁が剥がれかけているではないか。あるいは部分的にくっついているのか、どっちが元の状態なのかはわからないけど、1周の中に両方の状態が存在しているってことはやっぱりおかしい。なんとなくコーンの縁も白くなってきているような気がするし。

そこで、これを買った店というか、買った店から代理店を引き継いだいつものお店に相談に行ってきた。修理できるかどうか、修理できるとしてそれだけの価値があるのかどうか…修理は5万円前後で可能。価値があるのかどうかは微妙な感じの返答。Dynaudioとの相性を考えてアンプをATOLLにしたから、買い換えるなら同じくDynaudioだと思って、最近の動向を聞いてみると一番安い「DMシリーズ」(8万円くらいから)でも十分なくらい鳴る。その上の「Exciteシリーズ」(12.6万円から)はコストパフォーマンス的に中途半端だから、「Focusシリーズ」(27.3万円から)まで行っちゃった方がいいとのこと。ちなみに「Contourシリーズ」は約40万円からだって。ずいぶん高くなってしまったなぁ。

ぼくがContour 1.1を買ったころは、まだDynaudio Japanは存在してなくて、株式会社ワイツーという親玉が直接取り扱っていた。ユーザー登録のハガキを送ると、保証書が送られてくるというシステムで、そこにマニュアルの日本語訳を送ってほしいと書いたら、本当に送ってくれて感激したなー。

そのマニュアルの最後に「極端な温度変化や湿分(=湿気?)は避けてください。」って書いてある。今回の原因は結婚直後に住んでたアパートに違いない。特に冬場は開放式の石油ファンヒーターで結露バリバリ、窓辺からは冷気が降りてきてたし。お店にある、現行のFocus340(約66万円!)を聴くと、Contour 1.1の鬱っぽい感じ(?)が無いような気がするし、腐ってもContourシリーズだから、今回は修理してもらおうかなぁ。

  1. こんにちは。私もコンター1.1を購入しました。もちろん中古ですが。昔からディナウディオのスピーカーが欲しかったのですが、最初が1.1でした。このスピーカーらしい真四角なところが好きです。

    • yoyoyoさん、コメントありがとうございます。

      このころのディナウディオのスピーカーはシンプルなデザインでいいですよね。Contourは合板じゃなくて、それぞれの面が一枚板から作られているのもポイントです。20年スピーカーを替えてないので、そろそろ違うので聴いてみたいと思う時もあるんですが、コレだ!っていうのなかなかが見つかりません。

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