腰を据えて。


ブログを書く時間を惜しんでオーディオと音楽に没頭しておりました。ただなんとなく聴いてたというのではなくて、オーディオ復活の時に買ったATOLLのIN100SEと、去年導入したユニゾンリサーチのSimply Italyを数日ごとに切り替えて、真空管のアンプとトランジスターのアンプ違いをじっくりと聴き比べていたわけで。

Simply Italyの真空管をGOLD LIONのKT77に換えてから、低音がよりブリブリ出るようになっていい感じに思っていたところ、最近聴いている「和モノ」と呼ばれる80年代の日本の音楽では、その低音も含めて全体的に歯切れが悪いというのか、エコーみたいな響きがまとわりついてイマイチ気持ちよくない。

そこで、久しぶりにIN100SEにつなぎ替えてみたら、低域はより締まって音圧感があるというのか、音楽にパンチ力が出て気持ちいいし、全体的に霧が晴れたように見通しが良くなった。何よりもスピーカーをちゃんとコントロールしている感があって、やっぱトランジスターのアンプがいいなぁ、と思った次第。ちなみに真空管アンプの低域は、輪郭はハッキリ聞こえるのに音圧感が薄い。でもボリュームはあるという不思議な感じ。

だがしかし、そのまま3日も聴いていると、今度はボーカルやスネアの押し出し感や、シンバルのキラキラ感が物足りなくなって来てSimply Italyに戻す…というのを何回か繰り返してたどり着いた結論は、Simly ItalyでNFB(負帰還)を大(5dB)にするというもの。これで低域のボリュームと中域の勢いは若干減るけど、スッキリ感と押し出し感のバランスがちょうどよくなった。NFBについてざっくり説明すると、出力を逆相にして入力に戻すことによって、回路全体の特性を改善する方法のこと。戻す量が多すぎるとつまらない音になってしまうと言われている諸刃の剣。だからずっと小(1.8dB)の音の方がいいって信じてきたけど、やっぱり聴く音楽やスピーカーとの相性があるね。

じゃあこれですべて解決かというと、やっぱりIN100SEのビシっと締まったスピード感のある低域や定位の良さも捨てがたく、これからもその時の気分によってアンプを切り替えながら使っていく所存。ちなみにIN100SEのNFBはカタログによると6dBで、トランジスタのアンプではかなり少ない方なんだとか。