熱暴走。

おかえりなさいませ

今月の上旬に修理に出したユニゾンリサーチのSimply Italyがやっと戻ってきた。修理報告書によると、左チャンネルの抵抗が焼けていたとのこと。その原因はKT77の熱暴走と思われるってことは、KT77が先にダメになったということなのかな? 焼けた抵抗以外にも4個の抵抗が交換になっていた。早速設置して緊張の音出し…おお! キレとコクが復活しているではありませんか。もしかしたら買った直後よりもいいかもしれない?

確かに焼けてるわ

今年の夏の暑さが原因かなーって思ったけど、よくよく考えてみると、Simply Italyの音に不満があって今年の5月くらいにATOLLのIN100seをメインに切り替えてるんだよね。おそらくはこの時点でもうダメになっていたと考えられる。この頃のSimply Italyは、IN100seに比べてグシャッと潰れていて全体的にモワッとした音だったから、もう真空管のアンプいらねーって思ったりして。

2017年製のEL34

修理の手続きが大変だった。輸入代理店のエレクトリは個人からの修理依頼は受け付けないから、エレクトリよりも遠くにある買った店に連絡して修理依頼の連絡を入れてもらった上で直送。その後、販売店から修理金額の連絡が来て入金→正式に修理受付。ここまでがギリギリお盆前。ちなみに修理代金は53,000円ちょっと。修理しない場合でも診断・見積りで17,000円という話。

端正なお姿に戻った

修理代が高くなったのはEL34(大きい方の真空管)を新品に交換してほしいっていう依頼をしたせいもあるかな。純正品が来るのかと思ってたら「UNISON RESEARCH」のシルク印刷のない普通のTUNG-SOL製でちょっとがっかり。ぼくがSimply Italyを買った年の暮れに、エレクトリはユニゾンリサーチの取り扱いをやめてしまったから仕方がないかー。次の代理店が決まるまではサポートしてくれるみたいだけど、次の代理店が現れない現状を考えると、もう日本では新品のユニゾンリサーチは手に入らないだろうから、大切に使っていこうと思うのでありました。

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