JICOのJ50に失望して(J50はM44系の互換だからもしかしたら静電容量を大きくしないといけないのかも?)、手持ちのDL-103をもう1回ちゃんとしてみるテストが予想外に良い結果を出していて、VM750SHの針を曲げてしまってから放浪の旅に出ていた感のあるカートリッジ方面は、ここでようやく一段落。
仕切り直しで交換したヘッドシェルが反っていてイマイチなのはアレながら、MCトランスをフォノイコライザー(ラックスマンのE-250)内蔵から、昔々に買ったDENON純正のAU-300LCに切り替えてみたらなんということでしょう! 全体的に彫りが深くなってスケールとパワーが大幅に増したではありませんか。80年代のいわゆるシティーポップやフュージョンを聴くには少々地味な感じもするけど、低域のボリュームがあって彩度低めなのがジャンルを選ばなくていいのかも。ロングセラーの理由がわかった気がする。
AU-300LCは今までも何回か試したことがあったのにここまでの差を感じることがなかったのは、なんとなくでキッチリ締めてなかった取り付けネジとナットが、今回はしっかりと固定できたことが大きいのかもしれない…いや、実際は気分だろうなぁ(笑) そんなこんなで牛殺を導入してから買ったレコードを聴き直している毎日であります。VM750SHの交換針を買い直すよりもお金と時間がかかってるけど、いろいろと得るものはあったということにしておこうではありませんか。