先月の下旬にQobuzの1ヶ月お試し期間が終わって、Spotify Premiumに復帰いたしました。ロスレス配信への渇望からDeezer Hi-Fiを試してみた2020年の暮れから実に4年ぶり。
Deezer Hi-Fiに移行したときにSpotifyの音が良くないみたいなことを書いているけども、果たしてそれはロスレスじゃないことが原因なのか…というのは、ちょうど去年の今ごろ、AirPlayは実はAACに変換(=圧縮=非ロスレス=劣化)されていることがわかって、DeezerのiPadアプリからAirPlayでネットワークプレーヤー(ヤマハ:NP-S303)に入れていた音(=AAC)と、MusicCastから直接ネットワークプレーヤーで再生した音(=ロスレス)の違いを当時は感じていなかったことが発覚してしまった。 以来、本当にロスレスと非ロスレスで音の違いがわかるのか、検証しないといけないと思っていた。
最終解脱
ということで、CDはCDプレーヤーからデジタルで、SpotifyはSpotify Connect経由のネットワークプレーヤー(マランツ:NA6006)からデジタルでそれぞれアンプ(テクニクス:SU-G700)に入力しつつ、リマスター等々が存在しないであろう滝沢洋一の『レオニズの彼方に』を同時に再生して、交互に切り替えて聞き比べてみた。切り替え時に0.5秒くらい入るミュートと戦いつつ集中して聴いても違いはわからなかった。マジっすか! ショックなんだけどー(笑) 曲によっては明確にわかるものもありそうではあるけど、自分がいかにその時の先入観に支配されているかという事がよくわかった。
死ぬほど聴いている杉山清貴&オメガトライブでは音の違いはハッキリわかった。でもこれはロスレスかどうか以前にマスターが違うという方向かなー。ぼくの持ってるCDはQ盤でSpotifyはおそらくリマスターされたBOXセットの音? んー、確かにSpotify(にあるの)は音良くないわー。マスタリングという部分ではQobuzのハイレゾには違いがあることは間違いないだろうけど、それに1,480円/月の価値があるのかどうか。曲自体も少ないし。リマスターやリミックス音源ばっかで、音の劣化も(ほとんど)わからないならSpotify(980円/月)がいいわ、という流れ。あたしもついに涅槃の境地に到達しました(笑)
シームレス
Spotifyに復帰する大きなメリットは、レコメンドや誰か作ったプレイリストから絶え間なく音楽を流せること。やはり自分だけでは世界が広がらないというか、同じものを延々と聴き続けてしまうわけで。Apple Musicもこの辺がイマイチだったなー。Spotifyのアプリから出力先を変更できるからスマートフォンとオーディオでアプリや操作を分けなくていいのもとても良い。
が、いつぞや買ったソニーのBluetoothイヤホンがその日の使い始めに左側がつながらないという事案が毎回発生しているせいで気分が萎えるときがあるから、最近小耳に挟んだJBLの有線イヤホン「TUNE 305C」を購入せしめた。3,520円で24bit/96kHzまでのDAC内蔵というもの。USB-Cに挿すだけでOK。これがドライバーが大きめのせいか、お値段以上にいい音がして満足し太郎。イコライザーがデフォルト・ボーカル・ベースと3種類あって今のところベースがいい感じ。サイズ的に耳から外れやすいのがアレかなー。
老化現象
ぼくが使っているGalaxy S24に聴力補正の機能があることを発見した。イヤホンをつないで健康診断でやる聴力検査みたいなピーピーピーとかボーボーボーという音を聞こえるとか聞こえないとかやると自動的に補正してくれる。補正なしでも特に違和感はなかったけど、せっかくだからありがたく使わせていただこう。
セカンドオピニオン
Last.fmってのも始めてみた。QobuzやSpotifyとかLast.fmに対応してるアプリから何を聴いたのかを送信して、その内容から「これを聴いている人はこれも聴いています」っていうレコメンドをしてくれるサービスってことでいいのかな。もちろんレコードやCDから再生したものは記録されないけど、これはこれでどうなるのかちょっと楽しみ。
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