身分証明書必須。

上の記事の続き。週末に東京に行ってきた話の第2話でございます。

いよいよ防衛省に潜入。

スーツの皆さん(採用希望者向け説明会)に遅れること数分、「市ヶ谷台見学ツアー休日特別開催(午後の部)」の受付が始まった。これに参加するためには、インターネッツからの応募抽選に当選しないといけない。説明によると身分証明書必須で受付時間は13:10~13:20の10分間のみ! 運転免許証を持って行ったんだけど、住所氏名はかなり厳しくチェックされた。

用返却

見学者用立入証を受け取って改札をピッとやったら防衛省に潜入成功。パッと見た感じ、ツアー参加者に外国人観光客はひとりもいない。だがしかし、防衛省内にはヤブ蚊が相当いるので注意されたし。

屋外エスカレーター

防衛省の建物があるここは市ヶ谷台と呼ばれる高台で、まずは建物3階くらいに相当する長い長いエスカレーターに乗る。

そもそも「儀仗」がわからなかった

上がった先が儀仗広場。偉い人が来た時だとかに赤いじゅうたんを敷いて、儀仗をやってるのを見たことがあるわー。ここだったのか。「儀仗」っていう言葉を今回初めて知りました。

いちばんデカいやつ

そして防衛省の建物の説明。近くで見ると大迫力の建物は、もらったパンフレットによると平等院鳳凰堂に似せて左右対称に建物が配置されているらしい。スケールが大きすぎて全然わかんないし、基本的に外から「A棟です。」「D棟です。」って言われるだけで、正直なところあんまりおもしろくない(笑) とりあえず、ここに陸海空の防衛の中枢があるってことね。

メインディッシュの市ヶ谷記念館。

正面から見るのがいいぞ

昭和12年に建てられた陸軍士官学校の建物で、その後陸軍大本営が置かれつつ昭和20年に米軍に接収されて、いわゆる「東京裁判」の法廷として使われたり、三島由紀夫の割腹自決等々、いくつもの歴史的な舞台になったところ。平成12年に六本木から防衛省がここに移転するときに、建物の重要部分だけを今の場所に移築したとのこと。写真は1/50の模型。本当はこんなに大きな建物だった。

レトロモダンの極致

スリッパに履き替えて建物に入るといきなり大講堂。ここが極東国際軍事裁判(東京裁判)が行われた場所なのか。見たことがあるような気がする。写真は2階席の奥から玉座(ステージ)を見たところ。床板の1枚1枚に番号を振って精密に移築したんだとか。昔の建物は視線の流れを計算するとか、天皇陛下のための色々だとか相変わらずすごい造り。

撮影禁止のものも

講堂では最初にちょっとした映像(著作権なんちゃらで撮影禁止)を見て説明を聞いた後で、15分の自由見学時間がある。そこで周りのガラスケースに展示されている太平洋戦争中の資料を見られるんだけど、じっくり見ようと思うとちょっと時間が足りない。

国の名前が今と違う
北朝鮮ともちょっと違う

制服もたくさん。昔の人は小柄だったんだねー。

三島由紀夫のいろいろ。

ドアの向こうは壁

総監室のドアに三島由紀夫が残した刀傷が3か所残されている。今回はフィルムカメラで参戦したから接写ができなくて、それ以外でもさっきから同じおばさんが写真を撮ろうとすると前に割り込んできてイライラする。

微妙に違うと思ったら

建物の外は後で写真を撮る時間を設けますということで、内部の見学が終わってからじっくりと(というほどの時間もなかったけど)。この上の部分が三島由紀夫が演説したバルコニー。実際は3階建てのさらに上にあった場所だから、知ってるのと微妙に違うかなーという感じがしてしまう。

おあずけだったヘリ。

小ぶり

これも記念館に行く途中にありつつ、後で時間を取りますっていうことでこのタイミング。写真撮影タイムが終わって集合がかかると、2列に整列してから人数確認が行われた。この後は厚生棟という職員の厚生施設内で一休み&コンビニ等々でちょっとしたお買い物タイムなんだけど、撮影禁止で写真は無し。

防衛省を脱出。

休憩終了でまたまた人数確認をして、「メモリアルゾーン」や「E棟です。」みたいな説明を聞いて市ヶ谷台のツアーは終了。改札で見学者用立入証をピッとやって防衛省を脱出。

なかなか空かない

約2時間飽きることなくそれなりに楽しめた。三島由紀夫とかもうちょっと知ってたらもっと良かったかもしれないけど、出てくるであろう画像が怖くて検索できない。

おまけ。

朝雲っていう名前がまた

大講堂の入り口にあった防衛省内で流通しているらしい新聞。不動産関連の広告多め。確かにねー、防衛省勤務ってものすごい信用力だしねぇ。右側の自衛隊のシールが貼ってあるタオルは、厚生棟内のコンビニで買ったもの。厚手でしっかりした品質。この後は…ザギンにお買い物へGO!

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