最初に買ったやつ。

ちょっと前に書いたフォノイコライザーの負荷容量の設定の話の関連で、ボーっと過去のエントリーをさかのぼっていたところ、ぼくがレコードプレーヤーよりも先に買ったATOLLのP100というフォノイコライザーにも負荷容量の設定があることを発見した。

急激な円安により。
舶来品の値上げが激しい今日このごろ。大幅に値段が上る前に、そして品切れになる前に確保しておこうということで発注したのは、ぼくが使っているATOLLのIN100seに増設するフォノイコライザーボード。正式な品名は「phono Stage P1...

P100はATOLLのアンプの中に増設する形のフォノイコライザーボードで、説明書によると左右に4つずつあるディップスイッチのうち2番目が負荷容量の切り替え。オンで100pF、オフで0pFの2種類に設定できる。
手書きでMM

説明書ではこの辺の細かい説明はなくて、MMカートリッジの場合は1と2をオン、3と4をオフにするということだけが書かれている。つまり、フォノイコライザーの負荷容量が100pFになる設定。SHUREのM44Gとかならこれでいいと思うんだけど、それ以外ではあんまり良くないような気がする。

0pFに設定

オーディオラックからIN100seを引きずり出して久しぶりに開腹したら、2番のスイッチをオフにして中を軽く掃除。早速オーディオテクニカのVM750SHでレコードを再生してみたところ、重心低めで躍動感のある音が聴こえてきた。最初に買ったAT100Eでここまでとはいかなくても、これに近い音が鳴っていればその後のフォノイコ難民的な買い物は避けられたかも…いや、そういうことがあっての今なんだということにしておこう。

オンボードフォノイコ

P100でしばらく聴いた後でラックスマンのE-250に戻してみると、別次元の解像度とフレッシュ感だった。P100は細かい音というのかなー、例えばザラザラした音のザラザラ感みたいなものが希薄だね。それでも、E-250の音を知らなければP100でもう十分なレベル。MCカートリッジはトランス経由をお勧めするけどね。アンプ内蔵だと電源やケーブルがスッキリで大変良い。

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