夢色のスプーン。

中森明菜のCDに続いて、これもまたコメントでフラット・トランスファー(=マスターテープをそのままデジタル化)だと教えてもらった飯島真理の『夢色のスプーン セシールの雨傘 CDFILE』を購入せしめました。これ、ビクターのオンラインショップやタワレコでは「CDFILE」の前に曲名が付いてるんだけど、この長いのが正式なタイトルなんだろうか?

CDファイル・シリーズ!
10曲くらいがちょうどいい

Amazonでしか売ってないとのことでAmazonに注文したんだけどさー、オレ様はAmazon Primeには加入してないから送料がかかるわけで、中古をオーダーしたら直後に新品が送料無料に切り替わってほぼ同額になったから注文し直し。Amazonは昔々にケース割れで返品したCDが再注文でまた送られてきたり、マーケットプレイスで詐欺にあったりしてるので、今後もできるだけかかわりたくないと思いました。

2007年リマスターの紙ジャケ

『夢色のスプーン セシールの雨傘 CDFILE』は、1989年発売で実に素っ気ない感じの佇まい。今はその方が期待できる感覚になってしまった(笑) 早速聴いてみると、飯島真理の声のテクスチャーって言うんでしょうか、質感がとてもリアルで新鮮な音がする。実はあたくし、飯島真理のビクター時代に関しては各種音源(というほどでもないけど)を取りそろえておりまして…2007年リマスターの紙ジャケのCDを改めて聴き直してみると、エコーがかかったお風呂場サウンドでありました。これはCD買った当時も指摘してるね。

オリジナルのLP等々

当時のレコードの音は今回のCDと同じくスッキリと見通しがいい。レコードを聴き始めた当初はCDで持ってるものは買わない主義だったけど、改心しておいて良かった。でもなー、オリジナルのレコードよりもCDFILEの音の方が好みかなー。ノイズもないし内周歪みもないし。とにかくリマスターやリミックスだらけの世の中にドロップキック!(笑)

各曲のジャケットをCDサイズで収録
マクロスバージョンのジャケットは未収録
妹がテレビでみていた記憶がある

その他、素っ気ないながらも実用的に、各シングルのジャケットがCDサイズに縮小されてブックレットに収められている。『愛・おぼえていますか』の7インチはダブルジャケット(?)だけど、マクロスのは載ってないなー。『1グラムの幸せ』も好きなんだけど、個人的なハイライトは正式なデビュー前に歌ったスプーンおばさんのオープニングとエンディングの2曲。松本隆と筒美京平。特に『リンゴの森の子猫たち』で心が浄化される。

おまけ
両方とも3rdアルバム

大江千里の『未成年』と飯島真理の『Midori』。両方とも1985年の3月に発売されたアルバムで、ジャケットがそっくりなんだよねー。当時も巷でちょっと話題になったとか。レコード会社は違うけど、両方とも清水信之プロデュース。そういうこと?

  1. うおさん、こんにちは。

    無事に「CD FILE」手に入れられたようで良かったです。ずっと気にしてました。
    問題の音も良いと書かれてて、お勧めして良かったです。

    このCDの音質、自分も好きで、何度かMaximizerで音圧上げたりして実験をしました。
    結果、いじらないく、そのまま聴くのが一番しっくりに感じ、つくづくこのCD、音が良いなぁと。

    自分も飯島真理は好きで07年の紙ジャケは予約して買い、特典のボックスケースと年表(笑)?頂きました。ところで「Midori」のジャケは間違いなく清水信之の企みですよね。
    米倉利紀「リベルタ」、谷村有美「幸福の場所」この二枚も同じジャケ。清水信之、絡みです(笑)

    彼女も山下達郎の誘いが無ければビクターで、もう少しピュアな音楽を続けられたのになっと。
    MOONでの最初の「コケティッシュ・ブルー」は好きですが、ダークでイメージと真逆で、2枚目の吉田美奈子プロデュースぽくなってしまい、本来の明るさが徐々に消えていった感じします。

    またまた、お勧めを~

    うおさん、安部恭弘はお聴きになりますか?(清水信之~絡みで)
    「ゴールデン・ベスト」のハイブリッド盤の方ですが、これもまた「フラット・トランスファー」した音質です。CD層も音が良いです。普通の「ゴールデン・ベスト」はリマスターが酷いのですが、このハイブリッド盤のCD層は強くオススメできます。少し値が張りますが、いつ廃盤になっても、おかしくない状態になってますので良かったら是非聞いてみて下さい。保存版にも。
    ちなみに安部恭弘の紙ジャケ復刻のUHQCD盤は音が悪かったです・・・(涙)

    • 康晴さん、いつもありがとうございます。

      この飯島真理は本当に掘り出し物でした。他のアルバムもこれで出してもらいたいですよね。

      ぼくがリアルタイムで聴いたのが『コケティッシュ・ブルー』からの3枚で、当時はMOONレコードとか知らなかったですけど、山下達郎プロデュースの話もあったみたいですね。『コケティッシュ・ブルー』は暗いですが、吉田美奈子プロデュースの『ブランシュ』みたいな”いじわる感”がなくて結構好きです(笑)

      セーターのジャケット、他にもあるとは知りませんでした。米倉利紀と谷村有美は守備範囲外なので、これからちょっと研究してみます。

      安部恭弘は『SLIT』のレコードを1枚だけ持っていますが、あんまり聴いてないかもー。『ゴールデン・ベスト』のハイブリッド盤ですね…メモっておきます。

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