サマーバケーション。

工作レベルは全く同じ
6月に修理に出したATOLLのD/Aコンバーター、DAC100SEが先週末の連休の直前に戻ってきた。Macでは動くのにWindowsではダメという状況の原因がわからず、本体を本国フランスに送る事になったみたいなんだけど、ヨーロッパはすでに夏休みに突入していて更に時間がかかるから新品交換で対応したい、というお話をいただいて即決。輸入元のDYNAUDIO JAPANには修理中に高級DACを貸してもらったり、新品交換なのにノベルティーもいただいてしまって大変恐縮しております。アフターがちゃんとしてるってのはやっぱりいいもんですな。

新しいロットであろうDAC100SEは、スタンバイ時のLEDの色が濃くなって(黄色→オレンジ)、電源オン・オフや入力切替の時のリレーの音がちょっとだけ静かになっていた。LEDの色はアンプのIN100SEがやっぱ黄色だから、前の方が良かったなぁ(笑) SIMAUDIOのMOON 380Dに慣れた耳でDAC100SEの音を聴いてみて一番違いを感じるのがセンターの太さかなー。例えばボーカルなんかが、MOON 380Dの方が小さな点というのか線というのか、とにかくスッキリとセンターから聴こえてくるのに対して、DAC100SEはセンターが広い。それから高域の解像度というのかテクスチャー的なものも、MOON 380Dの方がハッとする瞬間があるかなー。じゃあDAC100SEがダメダメなのかというとそんなことはなく、中低域の押し出し感があって、音楽全体の楽しさというかノリの良さはこっち。多分MOON 380Dの方がクセのないD/Aコンバーターってことなんじゃないかと思うんだけど、でもハイレゾでは両者の違いはそれほど感じなかったから、MOON 380Dはハイレゾでない(=CDと同等)音源の場合に、内部でアップサンプリングか何かしてるような気がするなー。 そんなこんなで、現品処分のMOON 380Dはお値段を聞くことなく返却。欲しくないといえばウソだけど、今ここで買わなくてもいいような気がして。

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