気がついたら結構前の話になってしまっているんだけど、グラフィックボードを入れ替えて、今まで使ってたのをオークションに出したら、買ったときよりも1万円高く売れたってことで、気持ちが大きくなってレコードプレーヤーのカートリッジを買ってしまった件について。
丸針のDL-103のレコード内周の音の歪みに耐えられず、5月の連休に楕円針のAT100Eに付け替えて、そのシャキッとした現代的な音が気に入ってそのまま聴き続けたところ、やっぱりもうちょっと低域の豊かさが欲しいなぁということになった。
AT100Eと同じオーディオテクニカのVMカートリッジの上位機種に狙いを定めて、じっくりと情報収集をしてみたものの、新製品ということでイマイチよくわからない感じ。それと、やっぱりお値段がアレ。ぼくはどうしてもレコードでっていう人ではないし、持ってる盤もハードオフで108円とかいうのばっかだから、あんまりお金かけるのも不毛だし。
そんなところにひょっこりと現れたのが、DL-103を買う時の対抗馬だったAT-F7というMCカートリッジ。改めて調べてみるとそこそこのお値段で評判もいいし、AT100Eの接合楕円針に対して、根本までダイヤの無垢楕円針。ただねー、MCカートリッジってことになると、5月に買ったフォノイコがムダに…まぁまぁ、この先また使う時が来るよ。
ヘッドシェルは同じくオーディオテクニカのAT-HS10のシルバー。ブラックが手もとに1個余ってたけど、シルバーで揃えるために新しく注文。PLX-1000の場合、アームの高さ調整の範囲の関係(=低くできない)で、これかテクニクスのSFPCC31001K1しか選択肢がないってのがねぇ。
そしてAT-F7の音はどうなのかというと、AT100Eよりも遥かに滑らかで高解像度。低域も高域も比べ物にならないくらい出る。DL-103と比較するとDL-103の方が重心が低いというか、聴感上の低域のボリュームと密度感はありつつも、AT-F7の方がずっとワイドレンジで情報量も多い。DL-103ではダメダメだったカルロス・トシキも、内周まで1000%OK。後は涼しくなる秋を待つだけ(笑)
<おまけ>
今まで20年使ってきたDYNAUDIOのContour 1.1は売らずに持っているつもりだったけど、鳴らしてないとダメになっちゃうなーってことで、オークション経由で新しいオーナーの元へ旅立っていった。いい人に巡り会えてよかった。