怪我の功名。

バージョンナップは慎重に

去年の3月に導入したSynologyのNASのOSがメジャーアップデートしてDSM7になった。当初は去年の秋くらいには出るって話で、それに期待してDS218+を買ったのになかなか出ないなーと思っていたところ。本来ならば自分の環境の互換性等々を調べてからアップするべきなのに、週末の解放感で金曜の夜にいきなりナップデートしてしまった。

20分かからないくらいでアップデート完了

結果、オーディオ方面のネットワーク再生で問題が出た。NASをメディアサーバーとして使うための「MinimServer」はJAVAがらみでアップデート前に削除する必要があったものの、Synologyのパッケージセンターから再インストールして事なきを得た。もうひとつ、レンダラー(マランツのNA6006)をOpenHomeに対応させるための「BubbleUPnP Server」は互換性なしで自動的に削除されていた。WebをチェックしてみるとDSM7用のパッケージはなくて、(現状では)この先もサポートする予定はないとの事。マジっすか。「SynologyのNASで動かしたいならDocker使ってね」だってよー。

全体的に動きが軽快になった

OpenHome対応じゃないとコントロールアプリのLUMINが使えない。fidata Music Appならとりあえず再生はできるけどライブラリーの検索ができない。NASをQNAPに買い替えるしかないのかーと思いながらしばらく途方に暮れる。んー、とりあえずそのDockerとやらに挑戦してみるか…ってゆうか、Dockerって何? え? ターミナルからコマンドラインで戦わないといけない感じ? 厳しいわー。

試行錯誤の結果

右も左もわからない状況の中で、とりあえずSynologyのパッケージセンターからDockerをインストールしてみた。そしてそれをいじっているうちにBubbleUPnP Serverの起動に成功したから、備忘録としてその手順をザーッと載せておく。うれしいことにターミナルもコマンドもいらないぞ。

Dockerを起動したら、(1)左から「レジストリ」を選択。(2)右上の検索窓に「BubbleUPnP」と入力すると検索結果が表示される。(3)検索結果の中から「bubblesoftapps/bubbleupnpserver」を選択して、(4)ダウンロードボタンを押す。

(5)左の「イメージ」に移動すると、ダウンロードした「bubblesoftapps/bubbleupnpserver」が表示されているから、(6)それを選択して、(7)起動ボタンを押す。

すると「コンテナの作成」というウィンドウが開くから、左下の「詳細設定」ボタンを押す。

上部の「ネットワーク」を選択して、下の「同じネットワークをDockerホストとして使う」にチェックをつけて「適用」を押す→前の画面に戻るから「次へ」を押す。これでBubbleUPnP Serverが起動してるはずだから、http://[NASのIPアドレス]:58050で設定画面に入ればOK。全然わかってないからここまで来るのにかなり苦戦してしまったわ。

Synology用のパッケージがないTwonky Serverも起動に成功せしめた。これでfidata Music Appで検索できるようになるぞ。Dockerが使えると世界が広がるなぁ。

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